U.F.O. SA をメンテ&ステップアップ2 コントローラー分解

今回は発売初日に購入し、296日目にして片側断線の症状が見られた筆者の初代U.F.O. SAをコントローラー内部まで分解して、その様子をお伝えいたします。

コントローラーに到達するまでの経過は過去記事のこちら『U.F.O. SAの分解と故障ケース(筆者の場合)』をご参照ください。

さて、最初に注意事項です。
写真、むっちゃ、汚いです。

ですが、何も考えずにただ使っているだけだとこんな風に汚れていくのだぞ、というのが分かりますので、特に綺麗にもせずに淡々と画像を撮っています。(その後、拭きましたよ。あまり落ちない汚れもあるけど。)

U.F.O. SA
U.F.O. SA 'N
SAシリーズ専用パーツ
SAシリーズ専用パーツ 'N
U.F.O.
U.F.O. 'N
2機との遭遇
2機との遭遇 'N
R-1スターターセット
R-1スターターセット 'N

R-1 アタッチメント
U.F.O ユーフォー 'm
ufo sa

コントローラー分解

それでは、新品からは3年近く、断線で使用を中断してから丸2年経過したU.F.O. SAのコントローラー裏側(ボタンの無い面)の画像から。

錆、錆、錆~!

あ、中央やや下に横たわっている銀色の物体は抑えに使った工具(重しの代わり)です。

防水を意識した白いシリコンでカバーしていますが、ネジ穴の僅かな隙間から水分(ともしかしたら塩分も)が入り込んでサビまくりです。
充電プラグを挿すジャックのところも緑青にサビてますね。
ネジも錆びていて、一本はかなりナメてしまったので、もう締結には使えませんね。(締められても緩められなくなる)
これを見て、筆者は2台目からコントローラーをジップ付きのビニール袋に入れて使うようになりました。

最初の写真のもっとアップにしたところを映します。

驚きの汚さ!
カバーが外れたところも汚いですね。(わざわざをそこを言うスタイル)

配線の隙間からも汗がバリバリ侵入していたことが丸わかりです。
しかも、配線の白い外皮が破断していますね。
ここは後ほど詳細に見ていきましょう。

さて、次のお写真。

黒いコントローラー本体はハンドクリームの丸缶みたいな感じでパッカーンと外れます。
ただの接着のようで、以前の分解時はビクともしなくて諦めたところなのですが、今回は経年劣化のせいか手で簡単に外れてしまいました。
これを世間では『拍子抜け』と言うのでしょう。
こんなに簡単に外れるとは思わなかった。

次のお写真。

順序が前後してしまったのですが、ここで注目していただきたいのは、白いシリコンカバーと黒いコントローラー本体との咬み合わせ部分です。
3つの長方形の凸がコントローラー本体、凹が白いシリコンカバーで咬み合わせ。
これが円形の90°ごとに合計4箇所噛み込んでいます。

これを無理に引っ張ると破断してしまうのですが、上手くシリコンカバーを引き伸ばして薄くしてやれば破断させずに外すことが出来ます。
引っ張る方向を斜めにしてはシリコンカバーの角から亀裂が入ってしまうので、なるべく垂直に引き上げる方向に。慌てず、ゆっくりと行きましょう。

電線の根元が汚っねえすな。(これが現実の使用感ってものですね。)

次のお写真。

パッカーンと開いたコントローラー内部は2枚の基盤が付いているのですが、これはボタンが無い方の面。
バッテリーと充電ジャック。モーターへの配線もこちら側の基盤の裏を通っています。

白っぽく見えているのは写真の映り具合、ではないんですよ。
実際に目視で白っぽく粉噴いているみたいに汚れています。
これも汗由来の汚れなんだろうか……?
基板上白い正方形で囲まれている部分はボタンの接点ですね。反対側のボタンがある面の方から押されるとここが導通する、という感じです。

バッテリーを横断するように留められているテープが配線等も留めていて、このままではこれ以上開けないのでテープを剥がします。
すると。

パッカーン。
こちらが基盤の両面です。
画面下の基盤の左側にある4本の電線が左右モーターへ行く電線となっておりますので、基本的にはここを修理および改造することで、今回のメンテナンス&グレードアップという目論見は達成できる予定(は未定)です。
他の部分はなるべく壊さないようにしましょうね。
(まぁ、ゆくゆくはバッテリーの換装もしくはACアダプタ給電化とかも視野に入れても良いかもしれませんね。)

では各基盤をアップで見て行きましょう。

バッテリーは3.7V 520mAh、とあります。
こちら、基盤はネジ止めなので、ネジを外せば基盤も外れるのですが、バッテリー上の銅色の配線が邪魔して大きくは外れません。
が、今回の修理では大きく外す必要は無いかと(配線の都合上小さく外す必要はあります)。

コントローラー中枢側の基盤もネジ止めで、こちらはスッポーンと外せます。

ボタン側のコントローラーケースから見た写真ですけども、3つネジの先っぽが見えているのが分かりますでしょうか。
これを外せば基盤が外れます。

ちなみに、ボタン押したときはSの字をしたところが押されて、その向こうの電極とくっつき導通する、というゲームコントローラーでも良く見る(キーボードとかもそうかな)タイプですね。

ではメイン基板。

画像右上に別体っぽいモジュールが如何にも電波出しそうな感じで付いていますね。
┐みたいな形の配線がアンテナになるんでしょうか?(良く知りません)
詳しい方はこれで指向性なんかも判別できるのではないでしょうか。

あと、気になるのが、4つの配線の右側にある穴4つと、同じような穴が上部5つ並んでいるところでしょうか。
A10サイクロンSAと共通基盤である可能性もありますので、そちらで使われているとか、あるかもしれませんね。(筆者は持っていないので分かりませんが)
あるいは検査用とか?

極端な話、この基盤が生きていて電源供給がなんとかなれば、どうにかでも修理できる可能性は高いと言えそうです。

別角度からもパシャリ。

ここまで分解してきて、確かに配線の白い外皮は破断しているのですが、その中の赤黒電線には特に外傷は見当たらなくて。
それで断線の傾向が出ていたということは中で切れているという可能性があるわけで。

最初は、配線もなるべく流用して安く済ませようと思っていたのですが、信頼性に不安のある流用は避けた方が無難かと思って電線買いにホームセンターまで行ってきました。

が、同じものは見当たりませんでした。
一応、汎用の電線は保険として購入しておきましたが、それで突き進む可能性も……
まぁ、人様に見せるものでもないし、最悪、見た目は二の次にしておきましょうか。
もうちょっとだけ探してみようとは思いますが。

というわけで、今回はここまでです。
ここまでだけでもピンと来る方も大勢いらっしゃるかと思います。
メーカー修理に出せるような状態にない故障品もDIYで修理にLet's TRY。
ただし、特にバッテリーの扱いには気を付けてくださいね。

最後に

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2018-05-01

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