TENGA AERO Cobalt Ring テンガ エアロ コバルトリング 実使用レビュー (オナホール)

筆者にとっては超久し振りの手持ち型、ハンディタイプのオナホール購入となります。(多分、10年かそれ以上ぶりです。)
筆者の お ち ん ぽ 事情はかなり特殊ですので、感覚的なインプレッションはあまりご参考にならないのではないかと思いますが、今回の製品はちょっと特徴的な仕組みを持っていますので、その辺りの情報で役立つものがあるかもしれません。

TENGA エアロ
TENGA エアロ 'N

TENGA AERO COBALT RING
テンガ エアロ コバルトリング 'm

TENGA AERO SILVER RING
テンガ エアロ シルバーリング 'm

ようし、それでは早速パッケージのお写真からだ。

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10段階に変化させることができるので好みの圧力を探すことが可能。
なお、見つかるかどうかは使用者次第、です。

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こうやって親切に内部構造説明の図を表示してくれているのですが、筆者はこれでもイマイチ仕組みが分かっておりません。
内部の空気の流動を抑えるだけなのか、それとも外部との流出入があるのか?

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これ、ちょっと後で説明に適した写真が無いのでここで触れておきますが、
この物干し台みたいな仕組み、良く考えられているなあ、と筆者は感心していたのですが、現実は甘くありませんでした。
もちろん、この形で干すことは十分に可能です。
ですが、延々と乾きません。

その理由は、ホールの内部が結構狭い、そこに物干し台の棒を突っ込んでしまうため余計に狭くなり、空気の出入りがほぼ無くなる。→乾かない。
もう一つ、物干し台の棒とホール内部形状がくっついてしまうところはもちろん、隙間が空いていても水の表面張力でいつまでも同じ場所に水滴がとどまっていられるため、重力による水滴落下も全く期待できない。

風通しの良いところに置いてみたり、手動ポンプ式のエアダスターで内部に空気を吹き付けてみたりしましたが、乾きづらさの劇的改善は見込めませんので、ペーパータオルや珪藻土などに水滴を吸わせて乾かした方が良さそうな気がします。もしくは諦めるか。逆に消毒用アルコールでも浸してみるか?

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筆者が選んだのは『TENGA エアロ』のコバルトリングです。
筆者の経験的に、イボ主体のホールは筆者に向きません。
刺激の強さだけで言えば、シンプルな細かい円周ヒダが最強と思っています。

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さて、中身はこんな感じ。
ローション10mlと説明書まで入っています。
外箱にも説明書にも「ジョークグッズ」という逃げが一切書かれていない点に、真正面から性道具に向き合っているメーカーの姿勢が感じられますね。

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さて、こちらがもう一つ、筆者が謎に思っていた部分で、
販売サイトの説明を見ていても、ホールの部品が貫通形なのか非貫通形なのか良く分からなかったんですね。

貫通形にしてしまうと外側のカップ内部にローションがばらまかれそうなので、多分、非貫通形なんだろうなとは思っていましたが、非貫通形でした。

ただ、非貫通なら非貫通で、挿入するときの空気抜き、ってどうすんの?
という別の疑問が筆者には湧いてくるわけです。
カップにホールをセットした状態からの挿入だと、ホール内の空気が上手く抜けないですよね?
ホール内に空気が残ってしまうと、奥まで突っ込んだときに竿先とホールの間に空気が噛んでしまって、せっかくの刺激形状が全く効かなくなってしまいます。

説明書を見ると、やっぱり外側のカップとホールをしっかりセットしたうえで挿入、とあります。
ホール内に残ってしまう空気は妥協するみたいです。
ホール内部の最深部が少し膨らませてあるのは、そこに空気を逃させる意図があるのかもしれません。
ただ、奥までビッタリ密着、みたいな感覚は諦めることになりますね。
一応、ヒダや突起が大きめにできているので、何かしらぶつかりはするのでしょう。

さて、ここからは販売サイトでもメーカーでも見せてくれなかった構造部分。
いったい、どうやって圧力調節をしているのか、です。

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外側のカップは大きく上下で分かれる2ピース構造です。(部品点数そのものはもう少し多いと思います。)
カップのくびれているところに外側に一定の穴が空いておりまして、一方、内側にも大きさのまちまちな穴が9個空いております。
これを回転させて対応する穴を切り替えることで、空気の移動できる隙間を調節、それが結果的に圧力調節に繋がる、という仕組みになっています。

穴が9個? 10段階じゃなかったの?

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反対まで目一杯回したところです。
一番圧力の強いときには内側の穴が空いておらず、ここでの空気のやり取りは一応発生しないことになります。

実際に使用してみても、最弱〜最強一歩手前まではストロークするごとに空気の流動音がシューシューかなり派手に鳴りますが、最強だけはその音が聞こえなくなります。

で、このほぼ同円周上の反対側にもちょっとした穴が空いておりまして、

TengaAero-009.png

こちらは外側が一定間隔の縦穴、
内側が横穴、
ということで、単なる圧力調節とはちょっと違う役目を持っていそうなのですが、ちょっと筆者にはこれの目的や役目が分かりませんでした。

というのも、これ今、最弱のところにしている写真でして、縦穴3つと横穴が交差してますよね。

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中間では5つの縦穴と横穴が交差します。

TengaAero-011.png

最強にすると、縦穴2つと横穴が交差。
これもう分かんねえな。
ちなみに、ここの穴はどの強度にしても2〜5つの縦穴と交差するわけですが、先程記載しましたとおり、最強にすると空気の流動音は聞こえなくなりますので、単に圧力の逃げというか、均等化を図っているだけ、なのかもしれません。(良く分かりません)

TengaAero-012.png

んで、もう一つの筆者の疑問。
ちょっとこのホール、ミステリーなところが多いです。

空気はカップの中だけで流動するのか、それとも、外気とのやり取りが常に発生するのか?

ぱっと見では、カップは2ピースとはいえ、はっきりと見えるような穴は外側には空いておりません。
また、使用時にはホールをぴったりセットするので、底部の隙間も一応無くなります。

すると、空気の動きはカップ内部で上下を行ったり来たりするだけなのか?
とか考え出して、おじさん「夜も眠れなくなっちゃう」(古典)くらい悩んだわけなのですが、
ホールの方には外側に強度補強のリブがかなり頑丈そうに付けられているじゃないですか。
これじゃあ、いくら穴で調節しても、上下に空気移動はリブとリブの間で自由にできちゃうんじゃないか、とか。

まあ、実際のところ、お ち ん ぽ を挿入するとホールそのものがかなり太くなりますので、リブはほとんど潰れるのかも、しれません。
また、実際にストロークしているとですね、空気の噴出による風を感じることがありますので、どうやら2ピースの隙間から空気が漏れたり流入していったりしている模様です。

あ、あとですね、一応最強にすると空気穴が塞がれて流動音がしなくなりますが、2ピースに隙間が発生するためか、完全密封とまではいかないようです。
かなり密封に近いのですが、抜くように引っ張って放置すると手放しでも元の位置に戻って行こうするのですが、何回も繰り返しているとだんだん戻りが悪くなってきます。
つまり、ごくゆっくりですが引っ張ったときの負圧で少しずつ空気の流入が発生します。(カップとホールの間にね)

インプレッション

この『TENGA エアロ』は慣れるまで結論を出さない方が良い製品です。
恐らく、多くの人が第一印象をあまり良く思いません。
それは、この製品の性質上、ちんぽの感覚を阻害するような要因が多々あるからで、このホールの出来そのものが悪いというわけではありません。

10段階にも調節できる、ということは、大抵の人は恐らくいろんな段階を切り替えて試そうとするでしょう。
その時点でもう、意識が『調節すること』へと向かっていて、ち ん ぽ に集中が出来ていません。
空気の流動音も結構賑やかですので、それが気になって気持ち良くなれない、ということもあるかもしれません。

これらの阻害要因が気にならなくなるまで慣れたところで、初めて、気持ち良いかどうかの判断がまともに下せるようになります。

ただですね、仕方がないんですけれども、この製品では残念なトレードオフがありまして、
確かに、圧力が強いほど刺激も強くなる傾向にありますが、如実に動かしづらくなるため、腕が極端に疲れます。
ぶっちゃけ、筆者は圧力を強めに調節したときは自然と両手で扱くようになっていました。
ここは慣れても消えない阻害要因かもしれません。
いっそのこと、エアダッチとかに固定しちゃった方が楽になる可能性も。(空気の流れがどうなるんだ、という心配事が増えますが)

動かしづらさに負けて最弱で使い続けるくらいなら、肉厚なまったりオナホールで良かったんじゃないか、って気にもなりますし、がちゃがちゃ切り替えていると、いつになったら ち ん ぽ に集中できるんだ、って話にもなりそうだし、扱いが難しいですね。

奥まで突っ込んだ状態で最強にすると、負圧でがっちりホールドされますので、ちょっと引っ張って離すというやり方でバキュームみたいなことはできます。
ただ、最強の圧力は本当に強いので、大きなストロークは取れません。(筆者が本気を出して引っ張らなかっただけかもしれませんが)
あ、でも、調子に乗って何回も引っ張っていたら、ホールの分厚い縁の一部がボコンとカップの中へ吸い込まれて行ってしまったことがあったので、無理やり引っ張るにも限度がありました。(^^ゞ

一回、先に空気を抜いたホールに お ち ん ぽ を挿入してしまって、それから抜かずにカップにセットする、という手順でやってみましたが、まあ、その方が確実に気持ち良くはあります。
ただし、かなりセットが面倒で大変ですし、一回でも挿入が外れてしまったら元の木阿弥ですので、このやり方をメインにするのは難しそうです。

あと、持ちにくいしこのホールを使う意味がほぼ消滅してしまうのですが、外側のカップを使わずにホールだけを手持ちで使うなんてこともできなくはないです。
最強圧力で頑張るよりも、空気を抜いたホールを直接握って擦った方が気持ち良かったのは内緒。(^^ゞ
でも、そんな風に思う人はきっと普段から手を強く握り過ぎて遅漏になっている膣内射精障害の人です。私だ。
まあ、筆者にはそんな機会そのものが訪れないので気にするほどのことでもありませんが。

良くも悪くも、直接手で握れない、圧力が均等に掛かることが特徴でもある製品ですので、普通のオナホールではついつい強く握り過ぎてしまう、なんて人が訓練用に使うのもアリなのかもしれませんね。

あ、あと、個人的に、圧力均等だと、筆者の好きなポイントへの刺激が物足りなくなる傾向になる一方で、若干苦手な亀頭背中にばりばり刺激が来るので、もう筆者は何度も背中全体(身体全体)に悪寒みたいな震えが広がって脱力してしまう、という症状に恵まれました。
Mな気分だったらそれもアリですが、亀頭背中ってイケる刺激というよりはひいぃ〜って言う絶叫系の刺激なんだよなあ。

筆者の好きな裏筋雁くびれ(亀頭と竿の境目、海綿体の最先端辺り)は形状的にはやや凹んでいる部分になるので、圧力均等だとあまり刺激が来ないんです。
一方で、亀頭背中はばっちり出っ張っている部分ですからね。まあ、ここにはガンガン刺激が来ます。

亀頭背中好きに向いている製品かもしれません。

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2020-09-26

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