あのですね、基本的な作りの思想が一緒なのに、このディルドだけ「デカ反り マックス」でガチ反りのシリーズの仲間から外れています。
筆者が思うには……ってその前にパッケージ見ますか。
画像にはガチ反りのノーマルも映っています。同時購入ですのでね。
んでですね、パッケージの印字部分だけ並べた写真を見てください。
気になっていたのは素材のところの「PVC」という部分がガチ反りシリーズでは小さなシールが貼られていたんですね。
画像真ん中のだけシールを剥がしてますけど、シールで隠したところは「エラストマー」となっていました。
ところが、画面一番上のデカ反り マックスの印字にはシールがありません。
シール無しで最初から「PVC」となっています。
これは……恐らく設計・製造時期が違いますよね。
これは筆者の勝手な邪推ですが、エラストマーで作る予定を急遽PVCに変更したのがガチ反りシリーズで、PVCに変更してから急遽設計し直して追加したのがデカ反り マックス。ってな気がしてしまいます。
というのも、デカ反り マックスってガチ反りのビッグとの差がそれほど大きくなくて、それなのにわざわざ別シリーズとしてでもバリエーション追加をしたのにはPVCの特性に合わせた設計変更(改善)があるのではないか? と筆者は勝手にそう解釈を捏造しました。
そう思った理由の一つをここに示しておこうかな。
例の安っぽい別付け吸盤の取り付け部分。
やはりガチ反りシリーズであまり良ろしくない出来になっていることは制作サイドも分かっていたのではないかと。
そこで、なんか知らんけど『接着強化しました!』とでも言いたげな痕が付いていました。
んでもって、ガチ反りのビッグのときにあった、最初からなんか空洞があるようなグラツキ、は一応感じない程度のしっかり感はあるにはありました。
こういうのが素材を急遽エラストマーからPVCに変更した影響をカバーしきれていなかったのがガチ反りシリーズで、一応PVC前提で再設計したのがデカ反り マックスなのかな?
ってのは全部筆者の邪推ですので鵜呑みにしないようお願いいたします。
んでまあ、その成果は……実際に使用してから判断しましょう。
あ、あと、ここでも表皮を上から巻き付けて溶着しているって感じの痕が分かりますね。
というわけで、ここからガチ反りのビッグとの比較をしながら本体を見ていきたいと思います。
写真で見るとそれなりに差があるように見えるなあ。
長さがそこそこ違うしデカ反り マックスの方が全体的に太そうに見えます。
一方で雁段差や抑揚は少し穏やかになっているように見えます。
ただですね、最も太い部分はというと、ほとんど変わらないような気がします。
まあ厳密にはほんの僅かにデカ反り マックスが太いということにはなると思うのですが、
ちょっと手を回して見てみましょう。
左がガチ反りのビッグ右がデカ反り マックスです。
まあ、手の回し具合でいくらでも見た目の調整が出来てしまうので、このような写真でも厳密な判定というものは不可能なのですが、それでもほぼ互角、まあ僅かにデカ反り マックスだろうかという程度の差です。
おっといかん!
サイズ測定結果を記載し忘れていました。
ノギスを使って一番太いと思われる部位を測定します。
なるべく素材を潰さないように、また、測定箇所から少しずらせる状況(ずらしても寸法が変わらない)であることを確認しています。
結果。
デカ反り マックス 横幅約54.5mm。前後幅は約49mm。
ガチ反りのビッグ 横幅約53.5mm。前後幅は約48mm。
です。僅差です。
なお、いずれも横幅が広い結果が出ています。
見た目竿の腹が異様に膨らんでいるので前後幅ももっとありそうな気もするのですが、そこがデカ反り マックスありガチ反りたる所以でして、背中側が反っているので全体の前後幅としてはそこまで無い、ということになっています。
ただ、はっきりどちらも超級だと思うけんどもな。
50で充分っすよ、筆者的には。
って長くないディルドで太さ50mm級の製品なぞほぼ存在していないんだがな!!(だから困っているんだがな!!!)
もう一つ、大差が無い理由を上げましょう。
重量。
こちら、デカ反り マックス、約500gです。
一方、ガチ反りのビッグ。約440gです。
約60gしか差が無いわけです。
いやいや60gって大きいやろ、13%くらい違うやんけ、って思われるかもしれませんが、ガチ反りのビッグをそのままに抑揚を抑える方向に肉盛りしていくだけでも60gなんて簡単に使ってしまいますよね。
長さも若干伸びているし、玉袋も微妙に大きくなっているので、最大太さにほとんど差が無くても60gくらいすぐに使い果たしてしまうわけです。
この差って本当に、なぜわざわざガチ反りのビッグの上にデカ反り マックスを新設追加したのか、結構謎なんですよね。
特にですね、ガチ反りのノーマルも同時購入した身としては、どうみてもガチ反りのノーマルとビッグとの差が大き過ぎでビッグとデカ反り マックスとの差が小さ過ぎ。
こうしてラインナップが揃ってから見てみるとガチ反りのビッグはデカ過ぎると思うんです。
ガチ反りはノーマルとビッグの中間が欲しい感じで、今のビッグの領域はむしろデカ反り マックスに丸投げで良いと思うんですよ。
この辺はメーカー側の都合を知らないから好き勝手言えるだけなのですが。
でも、ガチ反りのビッグとデカ反り マックスが被り気味なのは間違い無いです。
あ、で折角撮影した比較写真の残りも放出しておきます。
ノリは似てるけど反りと抑揚はむしろ控えめになっているデカ反り マックスです。
でもね、ぶっちゃけガチ反りのビッグは無駄に抑揚付き過ぎなので実用的にはデカ反り マックスの方が期待が持てます。
あれ、こうやって見るとデカ反り マックスが異様にデカく見えるなあ。
両方持って見るとこんなに差があるような気はしないんだけどなあ。
背中合わせにしてもデカ反り マックスが随分大きく見えますねえ。
実用してもそんなに大きな差は感じなかったんだけどなあ。
亀頭部分のアップ。
これは左がデカ反り マックスで右がガチ反りのビッグ。
ガチ反りのビッグの方がレンズに近いのでやや大きく見えますが、実態の大きさは勿論デカ反り マックスの方がデカいです。
ただ、注目していただきたいの雁段差。
見た目は段差のはっきりしているガチ反りのビッグの方が良さげに見えますが、ここまで段差が大きいとここの窪みがローション溜まりになってしまって無駄にローションを消耗してしまうのと、ここの凹み部分は全く尻粘膜に触れない部分になるので実用上は逆効果だと筆者は言いたい。
ちょっと暗く影になっている部分が見辛いですが、やはりガチ反りのビッグの雁段差の彫りが大きいです。雁首が細いとも言う。
正直言って筆者にとってはガチ反りのビッグもデカ反り マックスも安心して使えるサイズの上限を超えてしまっているんですね。
つまり、ちょっと無理して使うという状況にどうしてもなってしまいます。
ただ、いずれもLサイズを超えるオーバーサイズながらも、使っていて楽なのはむしろより大きなデカ反り マックスの方です。
ガチ反りのビッグは抑揚の激しさがまんま尻への攻撃力になっていました。
その反面、反りを感じるのもやっぱりガチ反りのビッグの方で、デカ反り マックスはとにかく太いという印象が強くてあまり「反り」がどうこうという感じはしなくなっています。
そして、反りや雁段差の大きさのせいで非常に強い感覚をもたらしていた亀頭部分なんですが、ここも穏やかになりました。
上反りでエラの張った亀頭でガンガンに突かれたい、という要求にはガチ反りのビッグの方が完全に向いています。
ただ、ガチ反りのビッグは竿の根本の玉袋側にある出っ張りが非常に邪魔で、これのせいで尻穴が痛くなり、実際肛門の皮膚が割れたかのように、使用後にむず痒い状況が続きます。
これについてもデカ反り マックスの方が全般に太いものの局所的な凹凸は穏やかなので比較的傷まない方。
とはいえ、そもそもこの両シリーズが抑揚の強い形状をしているので例えばより太く大きな俺のカイマンの方がもっと尻には優しかったりします。
総じてこのシリーズは形状の起伏が激し過ぎるので、尻が痛み易い傾向にあります。
また、抑揚が大きいせいで、その感覚が非常にうるさく、邪魔になったりもします。
とにかく強い刺激が欲しいんだ、という人には向いているのかもしれませんが、気持ち良い思いだけでは済まないという覚悟が必要かもしれません。
筆者はこのディルドのインプレッション記事作成を先延ばしにしながら、折角だからもうちょっと使用回数を増やそうとか思ったりもしたのですが、やはり筆者の尻にはちょっとしんどいのでなかなか手を伸ばせないという状況が続きました。
刺激が強いのですが、傷むのも早いのでイクところまで行く前に感覚が疲れて麻痺してしまう、とそんな感じの流れになってしまいがちです。
折角太くて立派なのに、亀頭のぶつかりだけが気持ち良くて、あとは異様に感覚に強く訴えてくるけど質的には雑音のような刺激ばっかり、みたいになるのが非常に惜しい感じです。
少々無理して挿入してそんなんだと、やっぱり手を伸ばしづらいですよね。ローションの無駄消費も激しいし。
っていうか、見た目重視で売上重視だろうから仕方が無いんでしょうけど、実用上はこんな激しい抑揚って百害あって一理なしだと筆者は思うんですけど。
でも、実際に販売される商品が総じて抑揚激しい方向にばっかり向いているのできっと筆者の方が異端なんでしょうね。
(ってお気に入りが事実上使えなくなってアナニー彷徨い人になってアンニュイになっている筆者はちょっと鬱です。本当、アナニー決まらないと体調にもろ悪影響が出てしまうのに……困ったもんだ……。)
あー、すっかり忘れてた! 暑くてなぁ(って暑さのせいにする(^^ゞ))
最初に提示した吸盤部分なのですが、1回使用後。
おっす。一発破損だわい。
まあ、それでもなんとか強化はしたつもりだったっぽいような割れ方をしていますなぁ。
まあですね。ここは直接触れる部分ではないので、柔らか接着剤を充填して凌げるとは思うので、まあ大目に見ますよ。
適当に充填するだけである程度騙し騙し使えるには使えるのでね。
↑2022-08-01