ディルドベース その4 リビルド編

ディルドを固定する台のことを筆者は勝手に「ディルドベース」と呼んで来ていますが、このディルドベース関連の記事を読まれてきた方の中にはこんな感想をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

『なんで収納ボックスを逆さにすることに固執してんの?』と。

実は筆者もずっと心の片隅に同じことを思い続けながらここまで逆さにしたまま改善を続けて来ました。

逆さにしているにはさぞかし誰もが「目から鱗!」となるような重大な理由が…………
…………無いんですね、これが(ズッコケ

台形の方が見た目安定しているからそのイメージに引きずられてきただけなんですよ、多分。
ぶっちゃけ、逆さにしているせいで、ズレ防止策に苦労もしてるじゃないですか。
今でこそ全く気にならなくなりましたが、最初のうちは出っ張っているリブが尻に当たるって文句も言っていたはずです。

って書いてて気が付いたのですが、これは恐らく、今の収納ボックスを使う直前に使っていた風呂椅子の影響も大きいような気がしてきました。
風呂椅子って下が空いている台形形状じゃないですか。
収納ボックスも逆さにすると下が空いている台形形状になるので、同じような形にしようとする癖が発動していたのではないかと。
4年前の自分に聞いてみないことには真相は分かりませんが、記事見た感じからすると何も考えずに逆さにしたっぽいです。

ただ、言い訳をもう一つ追加しておくと、それ以前の筆者は床に斜めにぶつけるような形でディルドを使用していたため、当時の筆者としては竿先が上を向く傾斜になる方がそれ以前に近い環境を得られるという判断が暗黙のうちに行われていた可能性もあります。
そもそものニーズが変わって来ているんですね。傾斜を逆にしたい、と。

んで、前回の『ディルドベース その3 試行錯誤編』で「傾斜を逆にしたい」って言っておいてなお、収納ボックスを逆さにしていたのを直さずに別の基板を付けようとしていたのか、という点ですが、
それまで積み重ねてきたものを水泡に帰すのがもったいないから、というくだらない理由だと、自己分析致します。
大局を忘れて局所的正解ばかりを追おうとするダメな思考です。

実際のところ収納ボックスを逆さにすることを止めることで何か致命的な問題が発生するのか? というと、上に乗っける布団が引っ掛かり易くなるかもなあ、ってくらいで全く致命的ではありません。
上に乗っけるのはお布団の塊だけですので、別に上ががらっと空いていたところで強度面でも不安は全くありません。

マジで愚行の極みだったわけです。反省。


というわけで、全てをリセットして、逆さを止めて再出動しました。
上が空く本来の収納ボックスの上下関係そのままの場合、ディルドを付ける面の傾斜は今までとは逆に竿先が少し下がる方向の傾斜となります。

底面はそのままだと滑るのでそこに滑り止めマットを貼り付け、重石は上が空くので上から普通に置けば良いだけになりました。
特に簡単に置けて、かつまだスペースがあるので4Kgの鉄アレイを2つ置くこともできるようになりました。
なお、手持ちの17.5Kgのダンベルは流石にサイズの問題で置けません(入りませんでした)。
もっとも、あまり重いものを入れると位置修正が難しくなりますし、そもそも収納ボックスが破損する危険性が高まります。

DildoBase_035.png

こっちの方が全然シンプルやん……(´・ω・`)
今まで、底面から一所懸命鉄アレイ仕込んでたんやで?
完全にこっちの方がシンプルかつ矛盾の少ない最適解やん。

ただ、細かいことを申しますと、横に伸ばしている棒。
これがシンプルな造形になった分身体に近くなってしまったので、前回のものよりアバウトに4,5cmほど足を引き寄せないとディルドベースを抑えられなくなります。(前回追加していたパーツがごっそり消えたし、収納ボックスの上下を入れ替えたことで下が窄まる形になっているので底面の長さは結構短くなってます。)

体勢的にちょっとキツくなるかもしれん。

DildoBase_036.png

こちら手前面がディルドを付ける面です。
下端にリブ溝が無くなってしまったので、ディルドの吸盤が外れてしまったときのカバーは出来なくなってしまいますが、傾斜と身体の相性が良くなればそもそも吸盤が外れるようなことそのものが減ってくるはずですのでそこに期待したいところです。

DildoBase_037.png

底面の滑り止めもシンプルかつ効率的になった気がする。
前回までは空いている底面をどうにかして、そこに鉄アレイを突っ込むという無理感があった。
こうやってリビルドしてみると逆に「なんで今まで逆さにしてたし?」って思うくらい今までの形が理不尽に思えてくる不思議。

ファーストインプレッション

えーっと、一箇所失敗がありました。
上端に来たリブの出っ張り、ここに玉袋が当たって痛いです。
正確に言うと、当たって痛いというよりも溝にハマって挟まれるようになって痛い、です。

筆者はコックリングを2重にして付けてアナニーしているのですが、
(ゲルマニウムリングと中華通販で購入したポンデリングみたいな形のステンレスリング)
あ、ゲルマニウムリングについては過去記事『コックリングの代用品 その2 「ゲルマニウムリング」「リングキーホルダー」』で触れていますが中華通販のは記事にしてなさそう。(^^ゞまいっか

このステンレスリングと溝とで玉袋の肉を頻繁に挟んでしまって痛い思いをしました。
そのせいもあって自由な動きが出来ずにイケるところまで持っていけませんでした。

というか、筆者わりと股間の厚みがあるんですな。そりゃヒップも100cmをちょっと超えるくらいあるから当然か。
改めてどのくらいの位置にくるのかと思ったら、収納ボックスの高さより全然高くなり得る。
動きようによっては結構高くなるなあ、と思いました。


というわけで改善です。

要はぶつかることそのものはそこまで大問題ではなく、溝に挟まるのが痛いので、この溝に挟まらないように加工すれば良いのではないか、と。

「切れよ」という声が聞こえてくるような気がしますが、収納ボックスの強度が落ちるのと、不可逆な加工になるので元に戻したくても戻せなくなるという点が大きいと考え、極力切らない方向で進めます。
ここを平気で切れるくらいなら突っ張り棒の固定も収納ボックスに穴開けて紐か針金か何かで棒を縛りますよ。
収納ボックス破損して新規購入とかなったら結構な出費になるので手痛いっすよ。(筆者のディルドベースは収納ボックスも突っ張り棒も以前使用したおたま置きもベルトも全部使っていない物の再利用だったのでこのための新規購入って布テープだけなんですよ)

で、

DildoBase_038.png

こんなとこゴミを詰めても良いんですけど、一応隙間テープを使ってそれっぽくしてみました。
で、その上から布テープで、

DildoBase_039.png

コーティング。
実はこのあと、まだ微妙に残っている隙間が気になって、割り箸を適当に切って埋めました。
(隙間テープの裏に行くようにしてね)

あと、目ざとい方は底面にも布テープが追加されていることに気が付かれたかもしれませんが、

DildoBase_040.png

ディルドやその日のアナニーの具合によってまちまちなのですが、潤滑剤が少量垂れることがあります。
今までは下端にリブ溝があったのでそこが防波堤になったのですが、現在はこのとおり何もないので、潤滑剤の受け皿として布テープを貼って折り返して潤滑剤溜まりとしています。

一応これより下にタオルを軽く敷いてはいるのですが、タオルに落ちてしまう分を少しでも減らせるならその方が良いですからね。

セカンドインプレッション

玉袋挟み込み問題は結局、ポンデリングタイプのコックリングを使用しないようにするという結論に至りました。
というのも、

DildoBase_041.png

1回やっただけでこれだけ布テープが削れる、という状況。
削れた布テープの残骸がしっかりと玉袋に付着していたのを確認しました。
つまり、収納ボックスのリブの隙間に挟まるだけでなく、収納ボックスの上へも行ってこの上の縁とコックリングとで玉袋の肉を挟んで痛い、という状況も作り出していたことになります。

収納ボックスを逆さにして使っていた頃は上が窄まる形でしたのでそもそも縁が身体から遠く、ギリギリぶつかっていなかったのだと思います。
意識して股を低く動かしていればこの高さを越えないようにすることは可能ではあるのですが、ずっと気を付けながらですとアナニーに没頭出来ず、当然、イケるところまで持って行けません。

収納ボックスを本来の上下関係に戻したこの形では上縁が身体の方にせり出してくる形になりますので、この周辺は非常にタイト、というか実際のところ玉袋がバンバン当たっているのが現状です。
そこを避けるためにはまた傾斜を元に戻すのか? とかいう堂々巡りに陥り掛けましたが、そもそもポンデリングなコックリングはそれほど意味を持って付けていたわけではなく、余らせているのも勿体無いから、という程度のものでした。
それなら優先順位的にはポンデリングを外すのが正道であろう、と。
二重にコックリングを付けたいのであれば金属ではなく、それほど大きくもないOリングなどを付ければ良いのではないだろうか、といったところで手打ちとしました。

ところで、この傷が示している通り、筆者、真ん中で動けてませんね。
実際のところ、筆者の尻、及び、尻の中が必ずしもど真ん中というわけではなく、感覚で思っているセンターとディルドが良く貫通する場所とがズレているということもあり、よくこれくらいのズレが出てしまいます。

これには、筆者のアナニー時の動きが単純に直線的なピストン運動をしているわけではない、ということも原因の一つに挙げられるかと思います。
『の』の字『の』の字じゃないですけど、筆者は味噌擂り的な動きをしていることが多くて、しかも左足側を固定軸に近い形で右足側を良く動かすので、ディルドベースそのものがだんだん右だけ強く押されて左に曲がって行くようなズレ方をしていくことが多いんですね。
すると、ディルドベースと身体(尻穴)との関係が『》』みたいに直線ではなくて折れて来てしまうんですね。
それを都度直して行くわけですが、ほとんど見ずに感覚だけで修正するのでこのようなズレが出てしまうのです。
(視界はHMDでいっぱいですし、お布団抱っこもしてますので、いちいち目視確認するのは大変です。)


あ、ただ失敗だけじゃなくて、収穫も挙げておきましょうね。
以前の記事『当面を凌ぐレギュラーメンバーを選出してみる』でサイズ的には理想だと思っているのに何故かいつも3番手くらい甘んじてしまう、といった感じの論評をしていたメーカー不明の惜しいディルドなんですが、筆者、このディルドに対してちょっと思っていることがありました。

FEROSN-003.png

上の画像の赤矢印があるところに着目していただきたいのですが、筆者はここの部分が異様に高いせいでこのディルドを奥深くまで挿入を維持することが難しく、それで筆者の大好きポイントを外してしまうのでいつもなんだか惜しいディルドに成り下がってしまっているのではないのだろうか、と。

ここが高く成り過ぎる原因にはもう一つ、玉袋が立派過ぎるということも挙げられます。
このディルド、全体的に硬めで玉袋もしっかりしています。
この玉袋が邪魔になってディルドベースへの吸盤装着位置を下げられません。
そのため、竿の根元が総体的に高く、挿入しづらく外れ易くなってしまっていたのかな、と。

筆者はここ最近、いよいよディルドを熱で加工して好みの形状に近付けるというチャレンジもしなくてはならない時期に来たのではないだろうか、と思ってきていますが、確かにこのディルドも玉袋の高さを少し減らすように加工してやれば良くなるかもしれません。

その一方で、ディルドベースの傾斜が逆になったら多少は挿入しやすくなるんじゃなかろうか、という予想も立てていました。
上手く説明しづらいのですが、今まで挿入角も合っていなくて本来描きたい軌跡とは平行線でズレている、みたいな感覚もあったので、傾斜が変わって挿入角そのものが変わるとこの辺りも好転してくれるんじゃないかな、という非常に感覚的な勘がありました。

今回、いろんな面で想定通りの結果がなかなか得られない経過を辿っていますが、このディルドの予想だけはドンピシャに正解でした。
久し振りに筆者のヒダヒダがベロンベロンにめくられまして、挿入も違和感少なく奥まで突っ込めます。
その御蔭でなかなかに良いアナニー射精に到達できました。

また、たまたまラッキーでもありますが、イッたときに上手い具合にさらっと位置修正をして、ほぼ奥まで突き入れた状態で射精し続けることができました。
これまでですと、どうしても射精の不随意筋群の動き一発目でディルドをドンと押し出してしまうので、射精中は「本来ここにあって欲しいんだけどなあ」って思う場所にディルドが居残ってくれていない、というのが常でした。
これを位置を修正することに力を注いでしまうと射精の性感がガタ落ちしてしまうので今までは妥協せざるを得ませんでした。
奥まで挿れやすい挿入角と簡単に位置修正できる突っ張り棒との相乗効果で、ようやく理想に近い形でイケたことになります。

これがこのバージョンでの大成功ポイントです。


でも、そうなると欲がぶり返してきました。
何度も考えては来たんです。そもそもディルドベースをほとんどズレないように固定する方法。

ですがなかなかコレというところまでアイデアが煮詰まらなくて、ついつい、ある程度のズレは妥協してその分修正を容易にする、という方向で進んで来てしまいました。

今回の改善は一つの案として残して、筆者は次のステップに進みたいと思います。
はい。
次回、ディルドベース固定のアイデアについて。
相も変わらずリユース部品をベースにしながら、またも再構築し直します。

それではまた。

最後に

アダルドグッズや同人コンテンツなどをご購入の際にはこのサイトのリンクを踏んでから購入していただけると、いくばくかの紹介料をいただけるので筆者が大変助かります。(リンクは1回でOK。また、リンクと異なる製品の購入でもOKです。)
筆者の作成コンテンツやアプリなどが役に立ったとか面白かったとか、ありましたら応援していただけると幸いです。

2022-09-17

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