ディルドベース その6 堂々巡り編

こんなに長くなる予定は全くなかったのですが、構造変更をするたびに新たな課題が浮かび上がってくるので、なかなか難しいです。
そもそも、筆者個人の癖や好みに合致させようという極めてワガママな企画ですので仕方ないっちゃあ仕方ないのですが。

おそらく、似たような形でディルドベースを作成してみようとした稀有な方がいらっしゃったとしても、同じ結論には至らないと思うんですよね。
そういった意味ではこのごちゃごちゃとした右往左往と堂々巡りもナレッジベースとして決して無駄な情報にはならないと思います。
というか、筆者が同じ過ちを繰り返さないための記録残しとして貴重です。
結論にしか興味無い方は読まないでしょうし、結論の真似だけしてしても果たしてその人に合うかどうかはハテナです。
もしかしたら、筆者が「コレジャナイ」として破棄したバージョンが他の人には最適解である可能性もあるわけです。

という言い訳を長々としまして。
その3でも、その4でも『今回で完結』と思っていて、その5はアイデアが多過ぎて次回持ち越し、そして今回はまさかの先祖返りです。
次回こそ本格構築してハッピーエンドになるつもり。4度目の正直なるか?


さて、前回の『ディルドベース その5 固定への誘い編』で風呂マットを身体と収納ボックス共通の母艦とするアイデアを取り込んだことで、身体と収納ボックスとの高さ関係が変化してしまい、再度玉袋が収納ボックスとコックリングに挟まれて痛くなるという現象が再発し、また、全般的にディルドの吸盤がくっつく場所が高めになって、場合(ディルド)によっては収納ボックス上端のリブと干渉を起こしてしまうかもしれない不安に見舞われるようになってしまいました。

その他に、筆者はアナニー中お布団丸めて抱っこしているのですが、このお布団がコンドームと絡んでコンドームが取れそうになる、という問題点がずっと昔からありました。
こちらも同時に解決できると幸いです。

はい、単純に収納ボックスの高さをもっと高くして解決しよう、ということですね。
ただし、高さを上げる方法はまたぱっと思い付くだけで2種類存在します。

1つは収納ボックス全体を嵩上げする方法。
収納ボックス下に厚みのあるモノを挟めば良いのですが、固定する際には風呂マット→嵩上げモノ→収納ボックスと二層固定する必要が生じるので二層ともズレないように気を付ける必要が生じます。

もう1つは玉袋がぶつかる収納ボックス上端部分だけ壁を高くする方法。
玉袋がぶつかること自体はとりあえず問題にはならない(痛くならなきゃどうでも良い)ので上端のリブ出っ張りの面と合わせた壁を玉袋が越せない高さまで伸ばせば良いということになります。

お布団がコンドームに引っ掛かる問題はどちらも方法であっても玉袋近くの壁が高くなればお布団もそれだけ上に持ち上げられるのでコンドームとの干渉が減らせることでしょう。

問題は2つ。
1.どっちの方法を採用する?
2.部材はどうする?

とりあえずここまでやってきて、毎度毎度『これで完成』って思いながら毎回新たな課題にぶち当たってしまうので、ここについても試用前から『これで決まり!』とは考えられなくなってきています。
なので、まずは仮作りをして試用してみたいと思います。

というかですね、鋭い方は前回の記事で既にお気付きかもしれませんが、収納ボックスの底面の処理。
あれ、風呂マットに固定するんだったらもっとしっかりくっつけちゃって良いよね? というかまずは底面で固着をしっかりやって、側面のテープとかは補強じゃろ?

おっしゃるとおりですわ。
何で風呂マットに固定する方式になってまで収納ボックス底面に滑り止めマット貼っただけというまんまなのか。
全くもって作業の片手落ち感が半端ないです。

ともあれ、このタイミングでは形状をどうしたら上記の問題を全解決できるか、というところに力点を置いて、全てが決まったたら1からしっかり固定をやり直す所存です。
というわけで仮の試作では急に固定の作業がおざなりになります。すぐ取り壊す予定なので仕方ないね。というか、こんなことになるんだったら新品の布テープとか勿体無いモノ使わないでボロクソに古くてヨレヨレのクラフトテープでも使ってりゃ良かったわ。たんまり余ってるから。(After the Carnival)


んでどっちの方法にするか、って話ですが、両方やってみます。
んで、高過ぎたらどっちか減らしたいと思います。
別にとっちかじゃなきゃいけない理由なんて無いし。当然ちゃあ当然よね。

部材ですが、どうしようかな〜って数分考え込んでいたのですが、何てことはない、目の前に適当な部材が転がっているではないか。

風呂マットの切れ端です。
残り幅24cm強の方。
こちら筆者の身体に敷くには貧弱過ぎることは明白で当面(というか半永久的に)使う当てがありません。
しかし、風呂マットに収納ボックスを固定するときの嵩上げ素材としてベストマッチやん! です。
当然、収納ボックス上端の壁を伸ばす部材としてもベストマッチです。
適度な柔らかさを持ちつつ約2cmの厚みがありますからね、高さ調整にモッテコイなんですわ。

というわけで、早速風呂マットの余りから切り出しましょう。
まずは収納ボックス下に敷く嵩上げ部材。

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収納ボックスを固定する場所と溝位置まで同じになるように切り出しました。
幅は溝の関係で収納ボックスよりも少し細くはなるのですが、長さは約40cmと収納ボックスの底面と同程度に切り出しました。

早速、乗っけてみるぞい。

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面倒だし勿体無いので布テープは一旦剥がしたものをそのまま再利用します。後できっちり組み直しますからね。
底面の固定も今は良いや。試用後にちゃんとやります。

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ほい。これで約2cmの嵩上げ完了。
この機会にこっそり横に伸ばしていた突っ張り棒を外したことは内緒。
恒常的な位置調整の必要が無くなるなら、この突っ張り棒は要らんですよ。(なんだか知らないがエラい自信だ)
というか、幅36cmの風呂マットも若干は足に引っ掛かるので、これでも収納ボックス単体だった頃より位置修正は楽になっているはずですのよん。

さらに、玉袋が当たるところの壁材を切り出します。

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収納ボックスと同じだけの幅の確保して長さ方向は適当。端材の切り出しなのでありのままのサイズになっています。

これを収納ボックスの上にオン!

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ほい。これで玉袋部分は合計4cmほど壁が高くなりました。
流石にこれだけあれば挟まれて痛い思いはしなくても良いでしょう、きっと。
高過ぎて困ることが発覚しなければこれで確定、と行きたいですね。

あ、玉袋側からも見てみましょうか。

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風呂マットの底面が凸凹しているのでちょっとした隙間が出来てしまっていますけど、もしこの隙間が問題になるようだったら、ここの部材だけでも天地をひっくり返しましょうかね。
今の上面の方が凸凹が穏やかなので。

(ここでちょっとブレイク)
買い出しの日に仕入れようと思っていたのは『クロコダイル テープ』という幅2cm、厚さ2mmの透明ゲル超強力粘着テープだったのですが、今回赴いた店では入手できませんでした。
ここで材料を揃えつつ、試用をしてOKだったら本制作へGOという華麗な計画(皮算用)を立てていたのですが見事にスっぽ抜けてしまいました。
この手の制作のためだけに買い出しに出掛けるなどということは筆者は致しませんので、本制作は次の買い出し以降へと持ち越しになります。
それまで仮止めでもってくれれば、仮止め程度でも何とかなるという自信に繋がるのでそれはそれで良いのですが、少々不安ですね。
不安といえば、風呂マットの素材が良く分からないのですが、発泡PVAだとして、あまり接着には適さない的な素材に該当するかもしれないのが少々不安事項です。
でもまあテープ類もそこそこ貼れるし(割と簡単に剥がすこともできるけど)まあ大丈夫かな?
それよりも、実は『クロコダイル テープ』の入荷が一回こっきりのお試し導入だったりしないかという方が不安要素です。
というのも、今回の買い出しでは厚さが1mmになって幅も狭くなっている類似品ならいくつか見かけたからです。
もしかしたらコスト調整で薄い品に全面移行とかなっていたらやだなあ、というのが……。次回見つかってくれることを祈るばかりです。
元々、中華通販で見掛けて気になっていた製品で、100均店頭にも並ぶようになって超気になっていたんですけど使い道が無いからと泣く泣くスルーしていて、いざ必要になったら見つからない……(´;ω;`)……なんていうのは筆者割と「またか」なあるあるパターンですので、代替案も考えとかないといかんかもなあ。

インプレッション(問題発覚前)

と、弱音はさておき、試用はしっかり続けてフィードバックしていきますよ。

まず、玉袋が挟まって痛い問題ですが、今のままですと上の風呂マットを僅かに押してしまって生じた隙間に玉袋が挟まって痛いというケースが稀に生じます。
ですので、玉袋が当たる全面を幅の広いテープで覆って、玉袋当たり面の均一平面化を図りたいと思います。

それと、ここまで嵩上げしておいてなお、まだ少し筆者の玉袋の方が高くなります。
流石に乗り上げるというほどてはないのですが、お布団がコンドームを巻き込んでコンドームが外れてしまうという問題もありますので、ここはもう一段、風呂マットを積み重ねてさらにもう2cm程度壁を高くしてみたいと思います。

結果。

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こんな。
流石にこれで玉袋問題は解決だと思うんだけどなあ。

なお、収納ボックス下部に付けた垂れたローション溜まり用の布テープが浮いてしまってトマソンみたいになっていますが、ここは本制作のときに直しましょう。
と、いいますか、風呂マット同士の隙間にローションがなだれ込むのはよろしく無いので、隙間塞ぎのつもりで加工したいと思います。

今このプロトタイプでは収納ボックスと風呂マット2枚を重ねている部分の底面のズレ防止が全く出来ていない状態ではあるのですが、もちろん、底面のズレ防止をしっかりとやった方が良いのですが、今の状態でもズレはなかなかに抑えられています。

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こちら尻じゃない側、足側の様子ですが、布テープが引っ張られて伸びた分若干ズレてはいるものの数mmで済んでいる感じです。
尻を押し付けているときはこれ以上にズレている瞬間もあるとは思いますが、感覚として総じて安定している感じはあって、ディルドの位置がちゃんと決まればディルドベースがズレたことによるディルドベースもしくは身体の位置修正のやり直しというはほぼ必要無くなっています。
それだけアナニーに集中し、没頭できるようになるので、本制作でもっと安定させて心置きなく尻をぶつけられるようにしたいものです。

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別角度から見るとこんな感じ。
角度の都合上ズレが大きく見えるかもしれませんが、風呂マットの厚さがほぼ2cmですので、風呂マット同士のズレがまあ3mm程度しかないと分かります。
風呂マットと収納ボックスのズレは収納ボックスの方にRが付いているのでこの角度では分かりづらいのですが、注目すべきはテープがほぼ一直線になっているというところです。
つまり、ここで角度が変わっているわけではないのて、風呂マットと収納ボックスとのズレもまあ3mm程度しかないであろうと。
仮にもう少々大きいとしても合計でも1cmに届くかどうかのズレである、ということがここからも分かります。

問題発覚

と、ここでまさかの気付き!

試用を重ねて慣れてくると、だんだん筆者本来のワガママな動きが発揮されるようになります。
すると、どうも吸盤が外れる、もしくはズレる頻度が高いような気がする……。

風呂マット上に収納ボックスと筆者の身体両方が載ったことで変わったのは位置関係だけではなかったみたいです。
筆者はアナニー中、どちらかというと前後運動よりも上下運動が多めになる傾向があります。
奥まで押し付けてグリングリンするのが好きなので。
そうすると、特に尻を押し下げるような動きをするときに、風呂マットの中央が強く押し下げられ、くの字に折れ曲がったような形になります。
そうです。ただでさえ逆傾斜にした壁面がさらに逆傾斜が強くなるのです。
どうもそれで吸盤が外れやすく、ズレやすくなったっぽい。

そんなこと、風呂マットに乗せる以前から同じじゃないのか? と思われるかもしれませんが、同じマットでもベッドのマットレスと風呂マットでは沈み込みの伝搬の仕方が違うようで、マットレスのときには筆者の尻位置だけが下に下がるみたいな感じでしたが、風呂マットでは尻の沈み込みとともに収納ボックスのディルド装着面も沈み込む、といった感じになるようなのです。

実際のところ、筆者は収納ボックスの上にお布団の塊を乗っけているので、その重りで多少は是正されるし、さらに収納ボックス内に4Kgの鉄アレイを入れて重石にしていたのでそれなりに是正されるはずなのですが、まあ、筆者の尻の方が重いですよね。

つまり、風呂マットに乗せるようにしたことで、今までよりも収納ボックスの傾斜は下が奥まって上がせり出す角度になりがちになったため、収納ボックスの上下逆さを止めて傾斜を変えたことが『余計なお節介』になってしまったようなのです。

It's a これが堂々巡り。

風呂マットに乗せた分の影響だけで傾斜の問題はほぼ解決というレベルだったというオチです。
というわけで、収納ボックスは再び上下逆さで下が大きくなるような形に戻すことにしました。

DildoBase_066.png

半透明のボックスの中に風呂マットの破片がうっすらと見えていますが、これまで収納ボックスの嵩上げに使っていた部材です。
運良くちょうどピッタリとかならないかな、と思っていましたが、若干小さいみたい。
本番作成時には少しかさ増しして、これを風呂マットに固定して収納ボックスがつっかえるようにして位置を安定させたいと思っています。
今の試作段階では完全に中で遊んでいるので今は背面のテープだけが頼りです。
まあ、これでも案外イケるんですけど。

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収納ボックスの上下が元に戻ったことでこの溝埋めも不要になるし、上に壁も再び不要に。
やっぱりこの置き方だと玉袋コックリング干渉問題は発生しないんですよ。
これは風呂マット上に置いても同じみたいです。

お布団の塊を乗っけたときの収まり具合も高い壁が無い従来どおりのこの形の方が好ましいので、コンドームズレる問題も従来どおり残るとは思うのですが、無理に高くしないで良いかな、と今は思っております。
というか、壁高くしても竿先とお布団は干渉するので、実はコンドームズレ問題はどちらにしろあまり解決しない、ズレる前にイケ、という筆者自身の問題になります。
(なぜズレるのかというと、筆者がイケるタイミングを逃して疲れてしまうと勃起が萎えて、その状態でお布団と擦れるとお布団がコンドームを巻き込んで引っ張ってしまうからです。なお、最初しばらくは勃起が萎えてもズレないのですが、時間が経って先走りが潤沢に出るようになったらコンドームが滑りまくるようになるのでより簡単にズレるようになってしまいます。)

インプレッション(改善版)

実はいくら試用を重ねても収納ボックスの天地をそのままにした『逆傾斜』となる形にはどうにも違和感が拭えなかったので、天地を逆にした従来の形に戻った今、妙な安心感があります。
コンドームがズレる問題なんかはほぼ完全に元の黙阿弥なんですが、ディルドベースの固定については大きく前進しました。

位置の微調整なんかも、両肘と両足で身体を浮かすと、両手で風呂マットを持ってズラすことが出来るので、仰向けのアナニー最中でも位置調整は割と自由度高く出来ます。

ただ、あんまり調子に乗って尻を浮かせてゴリゴリ押し付けたりすると、尻を背中が浮いて風呂マットへの荷重が無くなった状態でディルドベースを押し込むことになり、地味に風呂マットごと全体がほんのりズレていく、みたいなことになったりするのでその点は注意です。
というか、今の配置だと、風呂マットが腰の上くらいまでしか無いので、もっと肩に近い部分まで来るような配置にした方が良いのかなあ?
ちょっと悩みどころさんです。

いつまで経っても「これだ!」という形態が決まらずに、どんどんと適当な作りに、テープもそのまま再利用とか酷いことになっているのですが、そこそこ安定して使えています。

お目当ての粘着テープが入手出来なかったため、本格制作が出来ずに試用期間を延ばしたのですが、そのお陰で問題点が発覚しさらなる改善が出来たので、すぐに入手出来なくて結果オーライだったかもしれません。

試用期間延長ついでに、粘着テープが入手出来た今でも試用を延ばしているのですが、何度も貼り直した布テープでも結構安定して保持出来ているので、本格制作したら割と長持ちして使えそうな期待が持てます。

ただし、ここで本格制作に当たっての注意点が発覚したのでメモっておきます。
筆者の癖で右足側を強く押す傾向にあるのですが、やはり右側だけ保持が緩くなっています。
試用後に見るだけでは分からないのですが、動かしてみると右側がゆるゆるになっているので、試用中は右側だけが押されてズレて角度が真正面からズレてしまっている可能性が高いです。

これは試用中に『なんか角度がズレでいる気がする』と思った感覚と合致します。
ので、本格制作時にはこの『角度が真正面からズレない』という点も意識して作る必要があるでしょう。

次回こそ、強力粘着両面テープを使用してガッチリと本格制作して、その完成形を披露したいと思います。
結果論的には、先にある程度切り出してしまった風呂マットが早計になってしまいましたが、そこはなんとかしよう。

それではまた次回に。

最後に

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2022-10-01

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