U.F.O. SA 8年目のメンテナンス&修理&チャレンジ その2 ギア更新頓挫

前回、よりローギアに変更してU.F.O. SAをより低速よりにかつ力強くしたいとの目論見から1:380ギア付きのN10モーターを某中華通販にて購入してみました。

購入から到着まで12日、インターバルで言うと11日間で到着しまして思った以上に早く到着しました。
なんか某Aliさん最近流通を見直したのか条件付きで「15日で届く」パターンが選べるケースがあります。
今回のモーターはそれには該当しないのですが、その後買ってみたパーツの方が「15日で届く」パターンを選択できまして、結果どちらも似たようなスピードで到着しました。

もしかしたらコロナ・露・インフレ・不景気・円安の一連の流れで日本への輸入経路に余裕が空きまくっているのかもしれませんね。
なんでか知らないのですが、筆者が知りうる限りでは過去最高額のクーポン(まあドルベースなので円安になればそりゃ額も上がるって話ではありますが)をたまたま貰えまして。
某Aliさんの不定期クーポンって知らせをくれないのでたまに覗いたときに期限切れのクーポンを発見するなんてことが何度もあったのですが今回は5ドルを超える買い物で5ドル割引という太っ腹なクーポンを期限切れ前に気付くことができたのでそれを利用させてもらいました。(円安分をある程度打ち消してくれる処置ですかね? 元からの値上げ分までは回収できなさそうですけど)

それでもギアモータ2つで約2,000円なのでむっちゃお高いのですが。
N20の1:298で良ければ某Amaさんの方で1個350円くらいで入手できるんですけどね。
今回はN10の1:380というレア部品で競合が起こってないので仕方無かったです。

さて、到着したので早速見てみましょう。

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なぜか大きさの異なる袋ですが「1-380-3V 4.」ってシールが貼られていますね。
この画像では見えにくいですが、右の袋の裏にはこれとは別のシールが貼られています。次の画像で出ます。

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早速バラして比較してみたりしています。
赤黒の電線が付いているのがU.F.O. SA純正のギアモーター。
付いていないのが今回入手したN10 1:380 4.4mmシャフト長のギアモーターです。

やはりU.F.O. SAのモーターはN10よりかちょっと大きいんですよね。
そしてやはり今回購入品のシャフト長は少し短い。

ギア部分は入れ替えが出来そうです。モーターに付いているギアとか同じ寸法っぽいですし、噛み合います。

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まあ、ちょこっと違和感は感じてた。
何がおかしいか分かります?

筆者はギアを少し手で回してみて、あとモーターの導通チェックだけしたところで「商品受け取りましたよ」ボタンをぽちっとしたんですが、なんか、1:380のギアの割に簡素な作りじゃね? 妙にスカスカしてる……。

その違和感から詐欺られた確証を得るまでにまだもうちょっと時間が経過するのですが、とりあえずシャフトの収まり具合が気になっていたのでハメ合わせてみます。

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N10ギアモーターをU.F.O. SAのケースにぶっ込んでみたところです。
シャフトの出っ張りはこんなもん。

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U.F.O. SAの回転盤の元に来る部品にハメたところ。
少し凹んでますね。
これが純正だとだいたいツラいちになるわけです。

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その凹みの深さを測ってみると、だいたい0.65mm辺り?
純正のシャフトがほぼ5mmで、今回購入のが4.4mmという仕様ですので、この辺りの計算は合いますね。
うん、これくらいだったら大丈夫そうな気はする。
不安解消のためにこの最外装のケースとシャフトの部分だけ接着剤で補強してみても良いかもしれないけれど。
あるいは意味無いかもしれないけど粘着テープをこの凹みに詰め込んでみても少しくらいは効果があるかもしれませんね。

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ギアを外したモーター部分。
筆者はど素人ですので断定は出来ないのですが、N10/N20辺りのギアモーターは概ねこの形なんじゃないだろうか……。


さて、ここから修羅場です。
筆者が感じていた違和感は、仮結線をしてU.F.O. SAのコントローラーでN10ギアモーターを動かして見たときに確実なものとなりました。
バカッ速い!

1:380なら純正よりも確実に遅くなるはずの回転が速い。
N10モーターのまま動かしたのでN10モーターが超パワフルとか……あるわけ無いだろ!
投入している電力が一緒なのに速くなるなんてギア比が高い以外に理由なんてないわ!

1:380の割に随分と簡素なギアだな、と思っていた筆者の違和感はなんてことない。
純粋に1:380ではないギアを納入された、というだけの話でした。
恐らく1:100程度のギアをぶっ込まれたものと思います。

しかし、これは大問題です。
そもそも、この手のパーツは紛らわしいことこの上ないので間違えないように管理するのが普通のはずです。
少なくとも大量購入相手にこんなことしたら契約打ち切りものですよね。

ご丁寧に1:380のシールを貼ったうえで間違った部品を入れる。
しかも、筆者はこれを2個購入していて、その2個は見た限り同じギアに見える……。
これ、過失と故意のどっちだと思います?

真相は勿論不明なのですが、筆者は故意の可能性が高いと見ています。
過失だとしたら、間違え方が丁寧すぎるんよ。
これは筆者の妄想に過ぎませんが余ってる部品を個人の少量購入者にばら撒いているだけなのかも。

ギアの正確性なんて末端の個人消費者には判別しにくいですからね。
「1:380てこんなもんなのか〜」って思って終わり、だとでも考えているんでしょうかね、袋詰めした方は。
筆者はU.F.O. SAより遅くしたいという明確な意図を持って1:380を注文したので「んなわけあるかこのヤロー!」ってなりますよ、本当。

一応、ダメ元でOpen Disputeしました。
ごめんね、筆者は某Aliさんのページを英語で見ているので日本語だと何というのか分からん。
「係争」で良いのかしらん?

袋は1:380ってなってるけど中身が違うやんけ! ってアピールしたのですが、「何がOutなのか分からん」って帰って来たので、この理屈が第3者に通るか不安に思いながらも次の資料を提示しました。
(このブログでは最大サイズを800pxに抑えるために資料を部分切り取りしています。ご了承ください)

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まずこれは筆者が購入したページにあった画像。
この画像のギアが映っているところで、こうして5つのギアがあるやろ? と提示しました。
赤と緑の矢印は筆者が説明のために書き足したものです。

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でも、届いたブツには4つしかギアが無いねん。と。

そして、……

UfoSa7Years-022.png

これは別のページになってしまうのですが、同じメーカーのギア単品を売っているページに載っていた仕様表で、
1:380のギアは5段あるべきで、4段のギアは1:17〜1:100のどれかなんです。
と主張しました。

一応これで筆者の主張は認めてもらえて購入代金だけは返してもらえるようです。(まだ処理途中なので確定はしていませんが)
それでも、詐欺品掴まされて、その証明をするために費やした時間と苦労と疲弊した精神はPricelessです。
そして、手元に1:380のギアはありません。(´;ω;`)

今回はそれでも「ギア数が違う」という第3者でも判別可能な詐欺だったのでこうして主張はできたわけですが、これがギア数が同じ1:210とか1:250とかぶっ込まれて来たらもう証明のしようなんて無くて完全泣き寝入りなんですよ。
下手すると現物を手にしても判別できずに、でも回してみると明らかに速いんだけどなあ……って。
回しているところを動画に撮って主張するとしても、比較対象が個人持ちのパーツじゃ証明の材料としては不足よね?

ご丁寧に袋のシールをきっちり注文通り1:380の4.4mmシャフトとしているところが非常に悪質で、少なくともパーツを作るメーカーのやることじゃないと思います。
まあ、販売店がヤった可能性も無くもないんですけど、販売店はただのドロップシップとか割と単純な横流し業者であることが多いしなあ。

いずれにしろ真相は分からないのですが、残念なことに1:380のギア比で4.4mm長のシャフト(5mmがベスト)というスペックで筆者が探した限りですと、筆者みたいな個人消費者が購入できるパーツは全部このメーカーの製品でして、他が見つけられなかったので、こんなことされる以上、もう、他の店で買うとかいう選択肢も全滅なわけです。

ということで、筆者のローギア換装計画はこんな最悪な形で頓挫することになりました。
余談ですが、このところ立て続けに悪いことしか起こらないので筆者の心身が潰れています。(´;ω;`)

換装できないと分かったなら早々に配線し直してメンテしてU.F.O. SAの復活を急ぐべきなんですが、なんだまあその、今はギアを見るのも嫌なので……

最後に

アダルドグッズや同人コンテンツなどをご購入の際にはこのサイトのリンクを踏んでから購入していただけると、いくばくかの紹介料をいただけるので筆者が大変助かります。(リンクは1回でOK。また、リンクと異なる製品の購入でもOKです。)
筆者の作成コンテンツやアプリなどが役に立ったとか面白かったとか、ありましたら応援していただけると幸いです。

2022-11-03

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