U.F.O. SA 8年目のメンテナンス&修理&チャレンジ その4 失敗例とちょっとした考察

4年半近くぶりの大規模メンテナンスも一応これにて完結、じゃなかった、一段落です。(あともう1コやりま〜す)
前回で4年半前から改善した部分や変更を余儀なくされた部分など一通り記事にし終えました。
今回は余談です。

相変わらず、回を重ねるごとになぜか作業が雑になったり失敗が増える筆者ですが、もう1セットを修理する過程で破損してしまった箇所が2箇所出てしまいました。

UfoSa7Years-040.png

1つはネジの締め過ぎでプラスチックの蓋の縁が割れてしまいました。
新しいネジはネジ頭部がテーパー状になっているので、楔をねじ込むようにグイグイ入ってしまうことがあります。
加減を間違うとご覧のように蓋の方が負けてしまいます。

筆者が購入したネジは純正よりも若干大きめのようで、ほとんどの部位ですんなりとは入らず。
いや、ピッチが違うからという理由だけでなく、恐らくネジの軸そのものが少し大きかったのではないかと思います。
なので、結構力を入れてグイグイを押しながら無理やりネジ込んだところが大半なのですが、(確かすんなり入ったのは12箇所中2,3箇所くらいしかなかったと思う)、そのノリをずっと押し通すとこんな失敗をしたりします。(1敗)

また、その下に蓋だけ映っているパーツの方ですが、こちらは純正のネジの固着が取れずに苦労していたところ、純正のネジ頭がこの蓋の縁部分を貫通してしまいました。
つまり、ここの穴は本来よりも大きな穴になってしまっています。
こんな部分破損するパターンもあるんですねえ。(1敗)
ただ、今回買ったネジの頭がもっと大きかったため、ここについては問題にはなりませんでした。(次は無いぞ、って感じ)

一方、こちらは今回の失敗ではないのですが、今回発見した前回の失敗。

UfoSa7Years-041.png

純正のネジでも締め過ぎると本体が割れまっせ、という見本です。
サビの色が割れ目にきっちりと浸透していて、割れ具合が良く分かります。(´;ω;`)


ところで、前回、ギアにグリースを詰め込み過ぎたという失敗をしまして、もう接着剤でギチギチにカップを封印してしまったのですぐに開けてやり直す気は全く起きないのですが、実はU.F.O. SAの挙動が結構変わってしまいました。

えーっとですね、こちらに動画を撮ってみたのでこれを見ていただけると分かりやすいでしょうか。
ここをクリックorタップするとYoutubeに遷移します。

これはUfoSaCtrlTripから全く同じ値を2台のU.F.O. SAと1台のU.F.O. TWに指示して動かしている動画です。
最初はフルパワーの100で暫く動いていて、そこから徐々に停止、反転して徐々に反回転のフルパワーになります。

筆者がメンテナンスをしたU.F.O. SAが純正のU.F.O. TWよりも遅くなってしまっていることにお気付きでしょうか?
これがU.F.O. SAのギアにグリースを詰め込み過ぎた結果です。
(モーターがヤレた可能性もちょっとはあるのですが多分グリースのせいです。)
今まで空中で動いていたモノを水中で動かすようにしたようなもんなので当然ちゃあ当然の結果なのですが、筆者はこれがすっかり頭から抜け落ちていて詰め込めるだけ詰め込んでしまったので、後の祭りでございます。
今なら『そりゃそうなるだろ』って言えますけど。(^^ゞ

また、動画では判断しづらいかと思いますが、実は同時にU.F.O. SAの動作音が非常に静かになりました。
U.F.O. TWの静かさに負けないくらい静かになってビックリです。

……ん?

実はですねえ、筆者はU.F.O. TWについて一つ謎に思っていたことがあったんです。

今まで、U.F.O. TWはより低回転よりで力強くて、この特性がU.F.O. SAにも欲しい! と思ってきました。
そして、より低いギアを求めて玉砕したのは今回シリーズの記事をご覧になった方であれば記憶に新しいところでしょう。

しかし、実は謎に思っていたことって、確かにU.F.O. TWはより低回転で動いているのだけれど、最高回転数はU.F.O. SAとそんなに変わらないように見える、という点なんです。
ギア比が変わっただけならば最高回転数も下がるはず。しかし、最高回転数は維持してるように見える。
そこで筆者はギア比のロー化とモーターのハイパワー(高回転)化の両方をしたのではないかと推論してきました。

ですが、今回のグリース詰め込みという筆者のミスで図らずも筆者のメンテしたU.F.O. SAは純正のU.F.O. TWに近いような回転特性と静粛性を手に入れてしまいました。

つまりですね、実はギアもモーターも変わっていない、という推論がここで急浮上してきたのです。
今まで純正のU.F.O. SAはギアにグリースを付けていないんじゃないかと思うくらい、メンテのために分解したときにほとんどそれらしい物体が見当たりませんでした。
さらに金属粉が出ていたことすらあります。

購入してすぐに分解したわけではないので、これも推論になってしまうのですが、U.F.O. SAはギアにほとんどグリースが付いていないから音が煩くて、あまり弱いパワーだと静止摩擦力が大きいので動き出せない、という挙動になっていたのではないか? という考えが成立するようになってしまいました。

そして、U.F.O. TWはたっぷりグリースが入っているのかな? と。

以前、U.F.O. TWのモーターが見えるかと思って外観から見える2つのネジを外してみた結果を記事にしたことがありましたが、あのとき、うっすら白いグリースのようなものがちょっとはみ出して見えていました。
筆者はOリングを嵌めるのに使ったのかな? とか当時は思っていたのですが、今でしたらこの白いグリースがそれなりの量封入されているのではないか、と考えを改めます。
Oリングはむしろ、グリース漏れの防止で付けられたものかと。

当時の写真を引っ張り出しました。

UfoTW-041.png

かなり見にくいのですが、白いグリース、いわゆるごく一般的なスプレーグリスっぽい ものがちょこっと見えてたのですが、ちょっと画像じゃあ分かりにくいですかねえ?

そして、恐らく、筆者の使っているグリースがU.F.O. TWに使われているものよりも硬いのではないかと。
それで筆者のU.F.O. SAの方が遅くなってしまったのではないかという気がしています。

というかですねえ、ひょっとして、筆者が知らないだけで、実は最新のU.F.O. SAだったらグリース詰められてU.F.O. TWと同じような静かさと回転特性を手に入れていたりするのでしょうか?
筆者は初代が発売初日、2代目がその10ヶ月後くらいというどちらも初期の頃の購入ですので、グリースが付いていたかも分からないくらいカラッカラのギアのU.F.O. SAしか知らないんですよお。

あ、つべこべ言わずにさっさとU.F.O. TWを分解して確かめろ、というのはご勘弁くださいね。
こちとら『文化的な最低限の生活』という憲法上保証されている権利すら危うい底辺貧困層ですので、壊れてもいないうちから分解とか豪勢なことはちょっと……。
何より筆者は結構破壊者なので、綺麗に分解出来ずに破壊とか割と良くある……ってここでわざわざ主張しなくてもちょっと上見てくれれば一発ですよね。(^^ゞ

なおですね、2セットはグリースを詰め込み過ぎないように、前回のメンテ時よりは多く、という塩梅で進めたところ、だいたい従来のU.F.O. SAの煩さを維持したモノになりました。ははは……


今回の大規模メンテナンスですが、あと残り、バッテリーの換装を予定しております。
ただ、まだ作業していないので、公開は未定です。
こっそりUfoSaCtrlTripの新版が出来ていたりします(今回の動画にもこっそり映ってます)ので、もしかしたらそれらの(まだ他にもネタは溜まってます)別の記事が間に挟まるかもしれません。

最後に

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筆者の作成コンテンツやアプリなどが役に立ったとか面白かったとか、ありましたら応援していただけると幸いです。

2022-11-20

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