ディルド増強に失敗する(2度目)

前回『ディルドをDIY整形・補修して失敗する』ではやはり適した機材を揃えない限り綺麗な整形は難しい、という至極当たり前だが金無し素人には厳しい結論が出てしまいました。
さらに言うと、溶かして整形というのは材料が減っていく一方の加工方法であって、元よりサイズ不足であるディルドに対しては完全に無力な手法です。

……サイズ増強、なんとかして出来ないかな……

出来たら良かったんですがね、筆者が出した結論からすると、素人では無理でした。
ここではその失敗の数々を墓標のように立てて弔いたいと思います。

と、まずはですね、以前にもやった失敗記事をここで振り返っておきましょうねぇ。
カリクビボッキン (男性増強・サック) 実使用レビュー
はい、一発で破損してお釈迦でした。

こっからデジャヴ、は〜じま〜るよ〜!


サックですので本来はディルド・アナルグッズ関連ではないのですが、ディルドに被せて使う目的で購入しましたこちら。

ペニスフルブーストサック
ペニスフルブーストサック 'N

この製品、ペニスサックというカテゴリーの中でも地味な存在で、値段も安くないものです。
ではなぜこんな製品を筆者が選択したのか? というと、
元の形状を余り変えずに純粋にサイズアッブだけが出来そうだったから、です。

ペニスサックは何回か使える厚手のコンドーム的な意味合いもあるかもしれませんがひたすらサイズアップを売りにする製品がやたらと多く、それらはもう被せる本体の形状なんか完全に無視しているのが現状です。
特に亀頭部分なんて本体がそこまで入り込むようなスペースなどなく、ほとんどの製品はカリ首辺りまでしか入らず、亀頭部分か完全にペニスサックの形状に委ねるというスタイルになってしまいます。

当然、ディルドに被せてみよう、なんていう筆者の場合でも、そのような製品では元のディルドの形状なんてまるっきり無意味になり、ディルドはただただペニスサックの土台という役割に落ちてしまうわけです。

……サイズ増強はしたいが、サックの形状にしたいわけじゃあないんだがなあ……

それに、そのような亀頭別物タイプのサックは亀頭まるまる1個分長さが増えるわけですが、竿回りはそこまで太くなりません。
相対的に細長くなるんです。
これが筆者の欲している『太短い』とは真逆の特性でして、長さばかりを増強するサックは自ずと筆者の選択対象から外れます。

カリクビボッキンのときも、亀頭部分は単純に元のディルドが露出して、サイズ増強されるのは竿回りの太さだけでしたので、いわゆる筆者の求めている方向が主に太さ方向だというのは変わっておりません。
その点、ペニスフルブーストサックはほぼ全面に渡って肉厚が均一に近いので、単純なサイズアップが期待できたのです。
その肉厚も約2mmといったところで、元の形状を隠してしまうほどでもなく、逆にたった2mmでって心配になるところですが、単純計算では直径では約4mmの増強になるわけですので、そこそこ期待が持てたわけです。
(まぁ、引っ張って装着するので伸びた分は厚みが減るのでしょうが……)

と事前の御託はこれくらいにして、いつものように外見から見ていきましょう。

話脱線するけど、こういうのって、もし回数持つのなら場合によってはコンドームよりもコスバ良くなるのよね?
そんな観点で買う人なんて居ない?
まあ、筆者はもうリアル引退して長いのでどのみち関係無いんですけど。

この手のサックは潰れ防止のために中に芯が入っていることが多いです。

それっぽい造形はしていますが、実際に装着したらほぼほぼ元の形状をトレースするようになると思われます。
厚み的にも、素材的にも。
結構柔らかいです。

んで、今回装着する元となるディルドはこちら。

マニアックワールドZ
マニアックワールドZ 'N

レビュー記事は『マニアックワールドZ 01.ずんぐりパワフルタイプ 実使用レビュー (ディルド アナルグッズ)』なのですが、当初はFAAKの下位互換という辛辣な評価をしていたものの、そのFAAKがオイルブリードにより萎縮して硬化してしまった結果、これに頼るしか無いという状況に現在はなっています。
つまり、2023年現在での筆者のNo.1ディルドです。
若干不本意ですが、これ以上のディルドに現時点では出会えないので仕方無いです。
だからこそ、こんな風にサイズ増強を目論んでみたりして足掻いてるんですけどね。(そして、失敗して散財する(言うな(´;ω;`)

嵌めてみますよ。

元が太短い系のディルドですので、そんなに伸ばさなくても装着できます。ペニスフルブーストサック
の元の形状は亀頭やカリ部分凹凸をそれなりにハッキリとメリハリ付けていましたが、こうして装着してしまうとほぼほぼサック独自の形状が無効化されます。
かといって、ディルドの形状がそのまま反映されるわけでもないですけど。

マニアックワールドZは玉袋が大きめであるため、むしろここが一番引き伸ばされていそうです。
玉袋と竿の境目が曖昧にカバーされてしまっていますが、ここは実際に挿入して尻を押し当てれば簡単に奥まで挿入できるはずです。
ここの伸びてる部分の内側は中空になってますからね。

見た目はそこそこ良い感じに太短くサイズアップ出来たと思われます。
それでは、実食してどうなるでしょうか? 乞うご期待!

インプレッション

うん、知ってた。(´;ω;`)
即オチ2コマかよ。

途中で感触おかしくなってたからね。
また1回も持たなかったね。
……

より引き伸ばされそうな玉袋と竿の境目付近、ではなくて、その背中側の方で大破しているのが印象的です。
元のマニアックワールドZが上向きであることと、筆者の尻の動かし方が腹と背中でいうと腹側の方にディルドを押し当てる動きが強いため、どうしてもディルドの上側(ディルドの背中側)の潤滑剤が無くなってしまう傾向にあって、それで引っ張られてる力に耐えられずに破断したのだと思われます。

一応断っておきますけど、これ、事を大袈裟にするために破いたりなんて一切していないですからね。
むしろ、ペニスフルブーストサックマニアックワールドZから剥がすときにこれ以上破断を増やさないように気を付けて丁寧に外しました。

よく見ると側面にもビシーッと破断してしまっていますね。
筆者の尻は左右方向にも変に曲がっているので、左右方向のローション枯渇も激しいんだよなあ。
左右にうねっているからこそいじゃうのよ。

筆者のケツ圧が高いのと、一気にイクところまで持っていけなくて休み休みやっているので、潤滑が無くなってしまうことが多々あって、普通のディルドですと、そこからでも無理やり動かせばその周辺の潤滑剤なり腸液なりが多少とも作用してまた動くようにはなるのですが、そういう状況のときにペニスフルブーストサックの素材では負けてしまう、ということなのでしょう。

文句を言わせてもらうとしたら、ペニスフルブーストサックの素材が弱いです。
実際にブツを手に取ってみたら一瞬で分かると思う。
なんかね、とにかく弱い。
すぐに破断するのが当たり前、みたいな素材してる。
柔らかいのに伸びにくい、というか「千切り易そう」という表現がぴったりくる素材です。
まともに使わせる気無いやろ、この素材。

でも、仮に素材が強かったとしてもディルドに装着してアナニーというスタイルでは使えないのかもしれない。
ディルドとサックの間はほぼ圧着されるようなものなので動きづらい状況にあります。
一方でサックの表面はガンガン尻圧掛けて擦って引き伸ばして、ってするわけです。
サックへの破壊作用が半端ないのではないかと。
これが生身の男根だったりすると多少なりとも先走りとか湿り気があって上手い具合に応力を散らせるのかもしれない。知らんけど。知らんけど。知らんけども!

それにしても……
筆者ケツでおもちゃ壊すこと多いよなあ。しかも一発で。
上記のカリクビボッキンもそうだけど、『驚愕ディルドパニック 実使用レビュー (ディルド アナルグッズ)』なんかも一発だったしなあ。
正確に言うと、一発もイケてないうちに壊れてた、ってのが正しい。

アナニー環境を準備しているところでぎっくり腰になるし、ペニスフルブーストサックは一発でオシャカだし他にもガックリ来ることが集中連鎖してて散々です。
(実は他にも馬鹿やって1本ディルドを壊滅的にしてしまったので、機会があったらそれはまたご紹介します。)

ところで、実はもう1つ記事化しないまま放置してしまっているサックがあったのでここで供養のアップをしておきます。

極厚ストロングサック
極厚ストロングサック 'N

これも「極厚」と言っているわりには亀頭部分が結構挿入できるようになっていて、完全別物の亀頭にはならない形。
それでいて価格は比較的安価な部類です。

ただですねえ、これ、確かに割と厚めなので、これを被せてしまうとほぼほぼこれの形状になってしまうと思われます。

元のディルドのサイズを増強したいだけなのに、表面形状からしてまるっきり極厚ストロングサックになってしまうわけで、それってどうなんだろうなぁ……ってついつい思ってしまって。

なかなか試す気が起きずに放置していたら、他のおもちゃとくっついたまま放置してしまったみたいで、一部溶けて変形してしまいました。(いつもの筆者のズボラ炸裂)

そして、未だに試す気が起きないまま今日まで放置。買った意味無いやん……。
もう4年の月日が経過してしまいました。

2023-04-15

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