だいたい、しっかり考えられているときはう〜んう〜ん唸っているだけなのですが、たまに頭のネジがぶっ飛んで衝動買いしてしまうことがあります。
今回の素材はこちら、「シリコンストロー」。
チューブものを利用するというアイデアは結構昔から持っていて、筆者的に候補として筆頭に掲げていたのは同じDAISOのエアーポンプ用チューブ。主に水槽に使うやつですね。
ただ、そのエアーポンプ用チューブは筆者の行動圏内のDAISOではあまり見かけることができず、他にCANDOだったかSeriaだったか忘れてしまいましたが、そちらで見られたチューブは少し反発力が弱そうだったので、自作アタッチメント向けとしてはDAISOの方が良さそうだなと思っていた最中にこちらのシリコンストローを見つけてしまってついうっかりすっ転んでしまいました。
あ、パッケージ下部の文字部分を拡大してみましょうね。
長さ185mmというのがちょっと余裕が無くて不安です。
というのも、これを適当に切り分けて立てるつもりなのですが、切り分けるパーツ数によっては高さ不足になりそうな心配がひとつ、と、実際どれくらいの硬さ柔らかさ反発力等持っているかがこのパッケージでは判別できなかったため、より長くしたくなったときに1本では足りなくなる心配がひとつ、ありました。
というのも、その素材の硬さ次第である程度長さをどのようにしたら良いかが変わってくるからです。
思ったより柔らかい素材であるならば柔らかい部分は短めにしておかないと倒れたまま復帰してこないとかなりそうですし、硬いモノを短くしてしまったらそれはほとんど柔らか素材である意味が無くなってしまうくらい変形しなくなってしまいます。
恐らく「ストロー」と言っているくらいだから、自立に近い状態にはできるくらいの強度はあるものとは思うのですが、その反面、この小さなケースに押し込めるくらい柔らかいものである、という想像しか出来ないわけであります。
触れるサンプルとかあったら嬉しいんだけど100均にそれを求めるのは酷ですわな。
さて、裏にもびっしり多国対応の説明書きが並んでいますが、下部の重要なところだけアップで。
筆者同じ過ちを繰り返す残念な人ですので、この耐熱温度140℃という表記を見て「ライターで炙れば良い感じに溶けるかな」とか思ってしまっていたのですが、先に言っておきますね、これ溶ける系じゃなくて焦げる系の素材でした。
この焦げる系の存在をいつも忘れてしまうんだよなあ。
素材を切った後のバリ取りは溶かせば良いやとか安穏と考えてしまっていた筆者は大きく目論見を崩されてしまうわけです。
画像でお伝えするのは難しいのですが、ケースに両端を突っ込ませてみるとこんな感じの変形具合になります。
支え無しに自立できるほど硬くはないのですが、コップからはみ出る部分だけでしなだれるほど柔らかくはないという塩梅です。
反発力は流石シリコン系で、プリプリというか、元に戻りやすい感じです。
この辺り同じ柔らか素材でも塩ビ系ですと反発力が弱めで変形したまんまになりがちなので、自作アタッチメント向け素材としては適度にしなってピンと戻ってくれる素材の方が向いていると筆者的には思うのでそういう意味ではエアーポンプ用チューブより期待が持てたんですがね。
長さを実測してみると、18.7cm弱といった辺り。
写真では画角の都合上もっと長く見えてしまっていますが。
外形はほぼ7mmと考えて良いかな。
今まで、例えば球体ですと直径5mmのものを使用したりしてきてますので、ちょっと大きめではあります。
内径を測るのは難しいですがほぼ5mmです。
つまり素材の厚みがほぼ1mmという感じですね。
これをいくつのパーツに切り分けるかが考えどころなのですが、パーツ数が少ないと物足りないが多くてもそんなに置けるスペースが無いという話にもなりますし、あまり密集させ過ぎて変形しづらくさせてしまっても宜しくないので、結局いつもの12分割で行ってみます。(片側6本)
うわー全然長さ揃ってないやんけ。下手くそ。
なお、最初一回ペーパーカッター(ローラーカッターをスライドして真っ直ぐ紙が切れる盤)を使ってみたのですが盛大にずれたのと思ったほど切り口が綺麗にならなかったので結局鋏で手切り。
どっちでやっても綺麗にできないのが悔しいですが、実はここも昔から同じ問題で苦労して同じように失敗してまるで成長していない……ところ。
まあ、比較的切り口が綺麗になっている側を乳首に当たる側にしまして、長さもなるべく近いものを片側に寄せるようにします。
結果として片方が高いパーツばかり、もう片方が低いパーツばかりになってしまいますが、筆者は左乳首肥大なので低いパーツを左乳にもってくれば割とバランス取れそうな気もします。
切り口を溶かしてバリ取りができないとわかった時点でがっくり来て作業がおざなりになったキライもありますが、まあ、この切り口そのままがどれだけ悪影響を及ぼすかは実食して確かめましょう。
柔らか素材ではありますが、シリコン系でもエッジが立っていると痛いし乳首やその周辺が傷付くというのはずっと初期の頃の自作アタッチメントで経験済みではあります。
過去記事『U.F.O. SA アタッチメント探究4 「シリコーンマット丸型 ハニカム形状」 (乳首責めグッズ)』
ただ、今回は当時の素材よりも薄くてより柔らかく変形しやすいので乳首を傷付ける前に変形してくれる可能性もほんの少しはあると思いたい。
さて、どう固定しましょうか?
柔らか素材の固定はいつも苦労します。
接着剤が特に苦手とするシリコン系の素材ですし、輪っかになっているため凹む方向に変形しやすく、変形しやすいということは接着剤が剥がれやすいということでもあります。
この辺はディルドの補強に接着剤が使えないのと同じ理屈ですよね。変形の具合が完全同一とはいかないのでどうしても変形とともに剥離してしまう。
筆者は考えた末に固定する根本の部分にだけ何か硬い芯材を入れて、この硬い素材を固定の基盤にしたらどうかと思い至りました。
ただ、直径5mm位の適当な硬い素材が探しても……うーん。
大量に余っているビーズは形状がバラバラな上に全般的にサイズ不足。
直径の大きさを重視すると高さが薄平べったいモノばかりですし、それでも直径不足。
左の磁石にくっついているドーナツ形状のモノは筆者の家庭の事情により存在していたトロイダルコアなのですが、こちらは青いの以外デカ過ぎ。青いのは小さ過ぎ。
そして、右の磁石にくっついているストローの底に見えるのもトロイダルコアでなんとこれがちょうど直径5mmなのですが数が全く足らなかった、残念。
んで、なんかないかと探し回ってようやく見つけた候補がこれ。
遥か昔に100均で購入した磁気ネックレスのパーツ、磁石玉。
直径6mm強とオーバーサイズではあるのですが、ストローが柔らかいのではめ込むことができます。
筆者は磁気ネックレスも自作のものと、既製品をばらして自作再構成したものと2本持っていて、それらと比べると100均の磁気ネックレスは圧倒的に磁力が弱かったので、バラしたままになっていました。
どのみち使わないパーツなので今回はこれを固定のベースにしてみようと思います。
まあ、この選択も失敗だったんですけどね。
弱いとはいえ磁力があるせいで、置ける位置が非常に限定されます。
どうしても土台の円盤の外周上に逃げてしまうんですよ。磁力線の出方からして当然の結果といえばそのとおりなのですが。
ね。こうやって嵌めてみて土台に置いてみると、見事に磁気ネックレスの磁石の中心が土台となる円盤磁石の外周にぴったり来るような位置にどうしても来てしまうんです。
これを固定時にもっと内側に付けようとするわけですが、できることなら磁力の無い部材の方が良かったですよね。
筆者はもうここら辺「もうどうにでもな〜れ」的に開き直ってますよ。
だってもう思惑から外れていることだらけで、どこか一つが上手く行ったところで成功確率なんてほとんど上がらないんですもの。
エッジ溶かせなかったところでプッツリ集中力が途切れた感じ。
さて、それでも一応はより抜け難い形にはしておこうとは考えて、ここの磁石をストローに嵌めた部分を単に嵌めるだけでなく一応接着剤を噛まして固定することにしてみました。
接着剤はいつもの柔らか接着剤で一応シリコンも着く接着剤です。
こんなふうに、予め適量の接着剤をストロー内部に仕込んでから磁石パーツを埋め込みます。
これは、使用しているうちにストロー内部にローションが入り込んでそれが原因でストローが剥がれてスっぽ抜けるのを防止する目的で着けています。
接着というよりは防水処理なんだね。
なにしろ、磁石パーツがやや大きめなこともあって単純に嵌め込むだけでも結構安定してたんですよ。
むしろ、接着剤を仕込んでから磁石パーツ嵌め込んだら接着剤が固まるまでの間に接着剤のヌルヌルで滑って磁石パーツが抜けてしまうという、まんま上で心配していた事象を先取りするかのような動きをしていたので、接着剤が安定するまでストローから磁石パーツが抜けないように抑えているのが大変退屈でした。
高さ方向の嵩上げは今回はしないでいくことにしました。
単純に今主に使用しているU.F.O. SAのカップが柔らかい(筆者の所持している2台は発売初日とそれから約9ヶ月経った時点のモノなのですが、その間だけでもカップの硬さが変わっているんですよ。ついでに細かいこというと多分コントローラー周りでも変更入ってる。発売初日のは反応がいつも遅いのよ。)方のを使っているのでそんなに高さを稼がなくても乳首に届くというのと、スポンジや隙間テープでの嵩上げは土台そのものが不安定になるので、ちょっと今回の構成では使う気になれなかったというのがあります。
なので、屋外でも使えるという強力粘着テープに直接貼り付けます。
ここでまた集中力の切れた筆者が馬鹿をやりまして、強力両面テープの粘着が安定する前に補強の接着剤流し込みを行ってしまいまして、結果として両面テープと磁石パーツの間に接着剤が滑り込んでしまって磁石パーツが浮いて外周方向へ流れて行ってしまいました。
思った以上に中央が空いてしまったのはパーツが外に流れてしまったからです。
この失敗も前にもやったわな。
そのときは接着剤が外周に向かって流れて行くその流れに押されて一緒に外側に向かってパーツが動いていってしまったという問題で、はい、類似の失敗です。
しかも、今回は接着剤の流れだけじゃなくて磁石パーツが外周部に行きたがるものだからもう……。
全てのパーツが流れたわけではないのですが、こんなふうにお互いが干渉するようにして移動を抑えるという苦し紛れの策を講じてどうにか固定したわけですが、超汚い仕上がり。泣こう。
こういう穴に乳首が上手いことハマってくれたら面白そうだよね、という趣旨でのアタッチメント作成も筆者は今回が初めてというわけではありません。
過去記事
『U.F.O. SA アタッチメント探究4 「シリコーンマット丸型 ハニカム形状」 (乳首責めグッズ)』
『U.F.O. SA アタッチメント探究17 「消しゴムを細工」 (乳首責めグッズ)』
ただ、今回のチューブが一番その趣旨に沿った形状となっていて、外から当たるときは普通の柱のようで、しかし、よく撓んで真ん中の穴に乳首がすっぽり収まる瞬間があって乳首全体が回転に持っていかれる瞬間が発生する、なんていうことが上手いこと起こってくれると、単純な回転の中に複雑な刺激の質の変化みたいなものを感じることができるのではないか? と淡い期待を抱いているわけですのよ。
なお、非常に洗い難い形状となってしまっていますが、こういう洗うことを考慮できていない形状を筆者が平気な顔をして作るのは、そう、実は筆者アタッチメントをほとんど洗わない人だからなんです。(爆弾発言
乾かすだけ。
年数経つとローションの塊が溜まってくるので、ごく偶にその塊を取り除くだけ、という、ね。
だから、こんなに他の人が作る気起こらないような形状のアタッチメントを平気で作るんだよね。
まあ、元よりローション使用量そのものも少ないんですけどね。その辺りはディルドと一緒。
衛生的に決してオススメできるものではないのでオススメはしませんが、下手に中途半端に洗って乾燥不十分になるくらいだったら洗ってないけど乾燥はちゃんとさせてるって方がマシって筆者は思っているので。あと楽だし。
それより乳首ちゃんと綺麗にするのと不必要に傷付けないようにした方が良いかと思う個人的に。
さて、今回はだいたい作成中に筆者が懸念した事項がほぼほぼ的中していて、「あー思ったとおりのデキだなあ」(棒)な感じです。
やはりバリ取り出来なかったのが致命的で、性的興奮をしている状態ではそれでもそこそこ使えはするし刺激はきっちり発生するわけですが、あ、あれですわ、あれと同じ。
過去記事『U.F.O. SA アタッチメント探究24 「メタルピンブラシ」 (乳首責めグッズ)』
いわゆる使用後にヒリヒリする系。
ある程度性的興奮を持続していないと痛い感覚の方が強くなってきてしまうので使い続けるには気合が必要。
表面上傷は付いていないように見えても地味に乳首および周辺が損傷していそうです。
筆者は途中で冷静になって使用を中断しました。
固定に用いた磁気ネックレスの磁石パーツが少し大き過ぎて、チューブが変形できる部位が短くなってしまい全体的にちょっと剛性が強くなり過ぎてしまいました。
まあ、試用前に手で触った段階で思った以上に硬く出来ちゃったなあとは思っていたのですが。
ただこれでチューブ系がダメとか言うつもりは全く無くて、筆者が失敗した部分や思ったとおりに作れなかった部分がそのまま今回のダメなところとして現れているだけです。
もしかしたら最初は反発力不足を懸念していたビニール系エアーポンプ用チューブで作った方が良かった可能性すらあるなあ。
熱で溶けて良い具合にバリ取りが出来る素材が良いなあ。
あとできれば固定用の硬いパーツはやっぱりそんなに高さが無い物の方が良いですね。
背が高いとその分チューブの変形代が減るんですよ。
これは機を見て別の素材でリベンジしてみますね。
チューブ系は乳首との当たり方次第で刺激の質が多様になる可能性がありますのでポテンシャルはあると思うんですよ。
それは今回の失敗作でも片鱗は見えているんです。
ただやっぱり素材選定が難しいですよね。
アリモノの組み合わせですしね。
↑2023-06-29