そんな中で、比較的安価でありつつ、一応ランダムがあるという謳い文句が実際にはどのようなものか確認しようと思って今回はこちらの製品Love PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトのブラックをチョイスして試用してみることにしました。
なお、今回の知見を自作チクニーグッズに活かす目的もあるのと、多分この製品もそのうち配線切っ飛ばしてU.F.O. SAに接続できるように加工すると思います。
それでは早速パッケージのお写真から。
一目で全容が分かるようになっています。
思ったよりも細長ですね。
外箱の説明を見てみましょう。
箱が浮くのを抑える目的で円盤型のネオジウム磁石を置いていますので、そこは今回の製品では無いモノです。
んでですね、10モードの多彩なパターンとありますが、この表がとってもいい加減です。
ランダムが似非? んなもん最初から分かっとるわい。
思った以上に全然ランダムじゃなくてビックリしたけんどもな!(と思っていたけどじっくり検証したら割とランダムでした(と思っていた時期もありましたがやっぱり大したことないものでした(朝令暮改)))
何かダメかビシっと説明しましょう。
OFFと弱の表記が混同しているからです。(と最初は筆者はそう思っていたがそんな生易しいものではなかった(恐怖))
あと、数のカウントもぐちゃぐちゃです。
振動が連続する場合と瞬断を挟む場合の記述分けも全く出来ていません。
このパターン表はパターンの説明というよりはただの「お気持ち表明」です。
実際に動かして振動音とリズムから筆者が耳コピしたパターン表をここに記しておきましょう。
なお細かい長さのズレはあると思いますのでご了承ください。
①の「●」がいわゆる弱。②の…適当な当て字が見つからないわ②は中、③が強なのは良いとしましょう。
①②③は連続振動です。⑧にあるみたいに横に繋げれば良いのに連続振動であっても⑧以外では全く横に繋げる表記をしていません。
そうすると、④はどうでしょう?
中中弱弱弱弱……の繰り返しでしょうか? いいえ違います。
強強O強ーーO……の繰り返しです。(強と強の間に小休止、ーは小休止無しで連続、OはOFF)(実際には後半の強は2.5長くらいの長さ)
⑤は強強強強強強ーー……の繰り返しです。(強と強の間は小休止、ーは小休止ぜずに連続)
⑥は少し速く、強強強強OO強ー……の繰り返しです。
なお、パッケージでは④⑤が中で⑥が強っぽい表記になっていますが、振動音は全て強でした。
⑦はちょっとトリッキーでかなり速いリズムで、強中強強ーー……の繰り返しです。でどででー♪
パッケージの表記がどういうつもりでこうなっているのか皆目検討が付きません。
⑧は、強ー……の繰り返し。
パッケージは休みの方が長そうですが、筆者には稼働している時間の方が長く聞こえます。というかやや長めの振動と瞬断を繰り返すだけです。
⑨は、強O強O強強ーーーーーーーーー……の繰り返し。最後の伸ばしがかなり長いのでちょっとここの数はアバウトです。
ってかパッケージの表記よぉ……。
お気持ち表明だとしても、せめてもうちょっと何とかならんかったのか?
んで、乞うご期待(ハズレ)の⑩ランダムですが、あれ?
実は最初に試してみたときに非常に短い周期で同じ挙動を繰り返したので、『これのどこがランダムなんだよ!』って筆者は呆れていたのですが、よくよく試してみると、バリエーションこそ単調なものの、そこそこランダムな感じではありそうです。
ーーーーーここ削除が勿体無いので一応残しておきますが違いましたーーーーー
幾つかのパターンをある程度の時間間隔で切り替えているような感じです。
筆者は最初④〜⑨のパターンを適当な時間で切り替えているのかと思いましたが、どれにも該当しない動きもしたため、⑩のパターン候補は別枠で持っていそうです。
また、⑩でも動くときはほとんど強で動きます。シンプルな繰り返しパターンが選択されたときはかなり退屈なリピートになります。
「強ーO強ーO」の繰り返しなんか割と頻出するので、こういうのに出くわして数秒パターンが切り替わらないと「どこがランダム?」という感想を抱きがちです。
④〜⑨のパターンで中が現れるのは⑦のみでしかも凄く短い時間だけなのですが、⑩でたまに現れる中はそこそこ長めに振動持続します。
ーーーーー間違いここまでーーーーー
……って書いていたのですが、実際にこれを使用しながらオナニーしていて気が付きました。
これ、周期こそ長いものの単純な3つパターンを順繰りに出してきているだけでした。
まず、全体の周期は約57秒くらい。ここだけ聞くと割と頑張っている印象を持たれるかもしれません。
最初に2秒くらい中で振動し、そのまま継続して1.5秒くらい強で振動、少しオフ、1秒弱くらい強、それから、次のパターンを繰り返し始めます。
強強強強強強ーー、これ⑤と同じですね。これを5回弱繰り返します。5回繰り返しの最後のところだけ尻切れみたいにぶった切られて次のパターンの繰り返しになります。
強O強ーーーOO強ーーーOO強ーーーOO強ー
これも5回弱の繰り返しで、5回目は最後の「強ー」部分がカットされてこれでパターンがぐるりと1周しパターン先頭の中振動へと回帰します。
(って書いていたのですが、よくよく考えたら筆者がパターンの先頭を勘違いしていたかもしれません。⑤は「強強強強強強ーー」ではなく「強ーー強強強強強」でその最初の「強ーー」が上記で書いた「1秒弱くらい強」のところに該当するのかもしれません。そう考えればきっかり5回繰り返しだし、多分そうだよね。同じ過ちを次のパターンでもしています。多分5回繰り返しの尻尾途切れじゃなくてパターンの最後の「強ー」部分が実はスタートなんじゃないかと思います。んできっかり5回繰り返し、と。追記終わり)
なお、余談ですが、この「強O強ーーーOO強ーーーOO強ーーーOO強ー」の繰り返し部分が特に思うのですが、クラクションをしつこく鳴らし続けられている気分になりました。
ばっばー!ばーーー!ばーーー!って延々やられている感じ。
しかし、それにしても、①〜③の定常振動を除くと、ほとんどのケースで「オフか強」の組み合わせでしかないので思いの外バリエーションに乏しい印象です。
基本的にほとんどON/OFFのリズム刻みみたいになってしまっています。
なんか、ちょっと勿体無い、というか、電動製品の既製のパターンて物凄くやっつけ感がするものばっかりですよね、この製品に限らず。
10パターンとか言ってバリエーションの豊富さを自慢しているけど、『使えねーよ!』ってパターンばっかり載せててもねえ?
これ、最初はともかく、だんだん面倒臭くなってくると⑩決め打ちになってきそうではあるのですが、パターン⑩まで持ってくるにはボタンを10回押さねばならず、一時停止機能とか無いので一時的にでも止めたければ3秒長押ししてオフにする必要があります。
長押しの長さが足りないと普通に次のパターンに移行するだけですので、なかなかに操作そのものが面倒い系です。
せめてパターン⑩が最初に来ていればね。電源オンと長押しオフだけでやりくりできたのにね。
使わないパターンがごっそり手前に陳列されているので使い勝手だだ下がりですわ。
まあ、これも予測できていたことなので、なおさら、ある程度このまま使ったら配線ぶった切ってU.F.O. SAに接続して筆者自作のランダムコントロールアプリでランダム制御だな、って流れ確定ですわ。
ちなみに、筆者は左手に軽く持った状態で耳コピしていたのですが、検証やってただけで軽く局所振動障害を起こしました。
手が痺れて麻痺した感じ。
皆さんも振動モノを扱うときにはお気を付けください。
なお、握り加減で振動音が変化しますので、検証する際はその辺もお気を付けください。(こんな局所振動障害起こすようなモン乳首に付けて良く平気だよなあ。乳首って何気に優秀なのでは?)
無負荷状態で振動させていると、強振動は振動が速過ぎて、振幅はむしろ中よりも落ちているような気がするのですが、恐らく乳首を挟んで使用するときには乳首が負荷になる分振動が抑え込まれて、結果として強が一番振動が強いという状態になるのではないかと予想されます。→そんなことはなかったです。強は確かに速く揺さぶられている感じはするのですが振幅はむしろ中の方が大きく揺さぶられます。でもトータルで刺激の強さとして考えるとやっぱり強が一番強い印象にはなるのでこれで良いのかもしれないです。
単4電池付属。
まあ、筆者はこの手の付属電池はだいたい家電のリモコンとかに回します。
割と消費が高めに推移して連続稼働時間が短めな製品に一次電池は勿体無いのでNiMH電池で実用します。
普通の洗濯バサミくらいの大きさで、ローターが仕込んであるところだけちょっと膨らんでいるイメージです。
別の例えをすると指くらいの大きさ。
ん?ちょっと黒が暗くて見えにくいですかね?
少しガンマ上げてみますか。
この製品の線以外の黒い部分はほぼ全体的に薄っすらとラバーコーティングっぽい感じになっていて、マットな質感って言い方であってますかね?
プラスチック剥き出しのツルッツルではなくて、やや滑り止めっぽくなっています。
筆者の左手人差し指を並べてみるとだいたい一緒くらいのサイズ。
つまり、指でつまんでブルブルってくらいのサイズ感なわけです。
クリップを広げて内側を見てみたところ。
内側も特に変な模様とかは付けておらず、薄っすらマットなラバーコーティングっぽい感じです。
反対側も同様。
変な突起が無いので、そういう痛みは発生しないので安心。
その割に結構ちゃんとグリップするので、この辺りの調整は優秀だと思います。ここいらは自作じゃ製品には敵わないところ。
んで、ですねえ、筆者このクリップ見ていてちょっと思うところがありまして。
筆者は振動系チクニーグッズを自作するために恐らく本来スマホ用と思われるタブレットローターを入手しています。
それと大きさ感がね、一致するんですよ。
赤青の線が付いているものが筆者が所持しているスマホローター。
この手のローターの中では最大のものを選択していて1234となってますので多分直径が12mmで高さが3.4mm。
スケールにくっついているのは100均のネオジウム磁石で大きいのが直径13mm、小さいのが直径10mmです。
こうやってクリップに乗っけてみると、いかにもこれくらいのサイズのローターが内蔵されていそうだなって感じですよね。
ケースの厚みが分からないのでこれより大きい可能性も小さい可能性もありますが。
配線は途中で分岐するタイプ。
分岐した先はアバウトに20cmくらいあります。
ぶった切ってU.F.O. SAに接続できるように加工するときはここの分岐点で切ることになりますね。
電池を挿れる蓋のところにはOリングが付属していまして、これで生活防水レベルを確保しているみたいです。
コントローラー側もマットなラバーコーティングですので、手に持った感じはなかなか良いですよ。
ただ、数年後に加水分解してベトベトにならないか心配ではありますが。
さて、この製品は安易に電動チクニーグッズという括りで一緒くたにしない方が良いようです。
U.F.O. TWなどの回転系とは守備範囲や得意分野が全く異なります。
なので、電動チクニーグッズを無理に一つにまとめようとせずに用途に応じて使い分けるのが最適解だと思います。
まず、U.F.O. TWなどの回転系チクニーグッズは一般的に回転部分の防水性に弱点があって、その弱点を克服すべくU.F.O.からU.F.O. SA、U.F.O. TWへと世代を経るごとに設計を改修してきていますが、やはり弱点であることには変わりなく、一般的には回転部分に水分が侵入し難い仰向けで使用するのがベストと言えます。
一方でこちらLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトの場合は仰向け使用が苦手です。
というのも、仰向けになるとローター部分が身体に着地しがちになり、ピンチャーで挟んでいる部分以外の身体にローターが接触すると、そちらに振動のパワーが取られてしまう上、乳首の外側で揺れてる刺激が乳首刺激の感覚を阻害してしまう効果も生んでしまうので仰向け使用は得意ではありません。
もちろん、挟み方の工夫でどうにかできる部分もあるにはあるのですが、Love PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトの振動刺激が一番活きるケースは直立もしくはやや前傾姿勢であると筆者は思いました。
乳頭そのものがやや垂れ下がるような形になるところを挟みこんで振動させると、その振動が他のどの部位にも接触せずに全て挟み込んだ部分に活かせます。
乳首もやや錘で引っ張られたような感じになり(錘というほど重くはないのですがそれでも若干重みに引っ張られている感が出ます)そこをダイレクトに振動させられるので、振動刺激がクリアに伝わってきます。
普段筆者はオナニーでも仰向け姿勢なのですが、これを試用しているときに「これは仰向けじゃない方が良いな」と思ってちょこちょこ姿勢を変えつつ試して結局立位のやや前傾姿勢でオナニーを完遂しました。
と、いうことはですね、例えば据え置きの大型オナホールでオナニーするときに乳首刺激もしたいというケースで、U.F.O.を使用して浸水させてしまったり断線させてしまったりという失敗が筆者にもあるわけですが、このLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトであれば断線はまあ無茶したら起きてしまう危険がありますが、浸水とかは気にせず使えるわけです。
乳首がフリーに垂れ下がる姿勢ではこのLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトの得意分野になるので、そういったケースではU.F.O. TWなどよりも適する可能性があります。
ローション不要であることも強みの一つですよね。
刺激のバリエーションや質では敵わない部分もありますが、手軽さではこちらが確実に優秀です。
手軽さといえば、薄着なこの季節、例えばこうしてデスクワークでPCに向かって作業しているときにでも、ちょっと下着捲って乳首摘んで振動させる、なんてことがいとも簡単に出来たりするわけです。
気が向いたときにさっと使える手軽さはU.F.O.系では到底敵いません。
つまりですね、総じて、あんまり競合しないんですよ、回転系電動チクニーグッズと振動系電動チクニーグッズって。
適材適所が割と綺麗にスパーンと別れてます。
なので、分類上は同じ電動チクニーグッズとなってはしまうのですが、別物と考えた方が幸せになれます。
振動モノは感覚が速く疲弊してしまう欠点があるので、あまり長時間の使用には向きません。
が、挟み方を変えれば若干また変わるので、まあだんだん鈍感になってしまうような気はしますが、全く不感になるというほどの強い振動でも無いので、そこまで深刻に考えなくても良いのかな?
稼働時間はすみません良く分からないです。
ただ、恐らくではありますが、振動がブルブル起こるものの、小さなモーターが回ったり止まったりしているだけですので元の特性からしてそんなに電力を食うものではないはずです。
少なくとも、筆者は振動パターンの解析とか1回マジオナニー使用とかしていますが、まだ再充電の必要は全く感じてません。それくらいは大丈夫。
また、ローターが動くときにはLEDが赤く光りますが、これ恐らくLEDが回路を安定させる抵抗器的な役目も担っているんですよね? 筆者回路に詳しくないので間違ったこと言っているかもしれませんが。
多分、仮にLEDを無くせばその分稼働時間伸ばせるのでは?とか考えても結局LEDと同じくらい電力を消費する抵抗器を挟み込むことになって結果的に光らなくなっただけ、みたいになりそうな気がします。
これ、だから、別にローターが動くときにLEDが光るようにわざわざ設計している、というよりは通電時に勝手に光るように回路組んでるだけなんですよ、多分。
あ、で、この手の製品を使うときには挟み方や姿勢をいろいろと試してご自分に合うスタイルを是非探してみてください。
振動刺激が活きる局面が見つけられないと勿体無いので。
乳首だけを摘むのか乳頭の根元からまとめて摘むのか、縦に挟むか横に挟むか斜めに挟むかもしくは上から挟むか。
また、ひっくり返してローターの接触面を反対にするだけでも振動の伝わり方が変わります。
重力に対してローターを乳首の上に持っていくか下にぶら下げるか、なんてのも大きく変わる要素です。
なので、ちょっと適当に挟んでみてそれだけで結論を出してしまわないように、いろいろと試してみてくださいね。
自分に合った挟み方が見つかれば、そこそこ使えるモノにはなると思いますよ。
それでも電動チクニーグッズがこれ1つに集約できるかと聞かれれば「そんなことは無い」と即答しますけどね。
バリエーションの1つとして持っていて損は無いとは思います。
まあ、冒頭から言ってますが筆者はこれをぶった切ってU.F.O. SAに繋げて左右別ランダムコントロールして楽しむ予定です。
立って使うことも想定すると配線は十分に長くする必要があるので、そこだけは気を付けましょうね未来の筆者っ。
↑2023-07-13