もう2桁以上オナニー時に併用してきて気付いた弱点がLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトにはあります。
性感が十分に感じられる挟み方のバリエーションが非常に少ない、ということです。
乳首だけを端っこで摘むような形にして、ピンチ(挟み込む部品)が身体に触れないような体勢を取る、もしくは配線を引っ張ってピンチを宙に浮かす、というやり方をしないと良い刺激が十分に伝わりません。
なぜこんなことになってしまうのかというと、この製品のピンチの形状がどちらもスプーン状に中央が凹んでいる形状になっているため、どうしても一番強く挟み込む&振動が伝わるポイントがこの端っこだけ、になってしまうのです。
深く挟み込むと、ピンチの中央部に押し込んだ乳首がこのスプーンを向かい合わせにしたような空間で浮いてしまって振動が伝わりません。
乳首の大きさは人それぞれですので、あらゆる大きさに広く対応しようとすると、挟み込む機能を維持した上でという条件ではこのような形状になってしまうのは致し方無いような気もするのですが、しかし、筆者のようなあまり乳首の大きくない人にとってはこの中空は隙間が空き過ぎです。
改めてその隙間を確認してみましょう。
ピンチの先端が接触して閉じていますが、根元の方がかなり隙間が空いています。
さらに、中央部分がピンチのモーターがある側もない側もスプーンのように凹んでいるため、外から見る感覚以上にこの中央部分は隙間が空いていることになります。
各部を実測し、対策をするために一旦分解してみましょう。
ピンチの軸を外します。
この軸は両側とも別部品で外から圧入しているだけですので、薄い部材を差し込んで引っこ抜きます。
なお、この分解作業をあんまりやり過ぎるとここの軸がガバガバになる危険があります。(まあ、回転軸なのでそんなに外れるような力が加わるような構造でもないので、仮にガバガバになってしまったとしても抜けない程度に接着剤とか盛れば良いとは思いますが。)
ピンチのモーターが付いている側が軸受として外側に位置していて、この軸が外側軸受に嵌る部分は少し大きめの溝付き形状で軸受に固定されるような寸法および形状関係になっています。
内側は軸の形状が少しスマートでシンプルな円筒形になっていて軸受内側に来る方のモーターが付いていない方のピンチ部材がフリーに回転できるような構造になっています。
ご覧のようにバネが収まり易い形状になっていますし、軸を合わせて外から圧入すれば再組み立てできますので、分解も再組み立てもやり易い部類です。
バネが最初からちょっと曲がっとるな。
モーターが付いている側には電線の配線もあるので、軸受けが外側になるようにしているっぽいですね。
んで、本題。
この画像だけでも、ほんのり中央部分ば凹んでいるのが見て分かるかと思います。
各部の隙間や凹み具合を計測してみます。
まずはこれちょっと写真がよろしくないのですが、分解する前の状態でピンチの根元の隙間をノギスで測ったものです。
4mm強の隙間が空いています。
モーターが付いていない側の中央部分の凹みを測ったところ。
2.3mmくらい凹んでいます。
モーターが付いている側の凹みはそれほどでもなくて、0.7mmとかそんな辺り。
つまり、合計すると中央部分は3mmほど外周部よりも凹んで空間が空いていることになります。
この隙間とそもそもピンチの根元が4mm強空いてしまう、という形状の相乗効果で小さい乳首を中央部やピンチ根元の方で挟もうとしても宙に浮いたり接触が甘くなっていまうわけです。
というわけで、乳首が小さい筆者(なぜか左乳首はそこそこ大きく肥大し(てしまっ)たのですが、右乳首が成長しなかった)はこの隙間を埋めて、中央部分や根元の方で挟み込んでも振動伝達が機能するように細工を施そうと思いました。
第一弾として、手持ちの部材でなんとかしてみます。
クッションゴム。
元々はスマホやタブレットの画面四隅に貼り付けて画面の保護に使っていたのですが、時間が経って剥がれてしまって、その部材です。
直径約10mmの円形で、厚みの最大は約3mm 。
こうして2つ合わせると肝油ドロップみたいです。
試しに中央部分に収めてみると、流石に合わせて約6mmという厚さでは厚すぎるようで、閉じていたはずの先端まで隙間が空いてしまっています。
根元に方に持ってくると先端がもっと開いてしまいますね。
なので、この部材を両側に貼るのはちょっとやり過ぎになってしまいそうです。
なお、隙間が並行になるくらい盛っちゃっても良いのでは? という考えが浮かぶ方もいらっしゃるかと思いますが(というか筆者のことですが)あまり盛り過ぎるとピンチの挟み圧力が上がってしまいます。
バネをより圧縮した状態で挟み込むようになってしまうとそれだけ強く挟まれることになるので却って乳首が痛くなります。
あくまでも余計な隙間を埋める、という程度に抑えましょう。
ということで、いろいろと配置を考えてみた結果、今回は。
特に凹んでいるモーターの付いていない側に2つ並べてみることにしてみました。
凹みや隙間の大きな根元の側に寄せて2個並べてみます。
モーターの付いている側にも僅かですが凹みがあるので、それを是正できないのはちょっと気掛かりなのですが、この有り合わせの部材ではちょっとやり過ぎになってしまうので、とりあえず一旦これで試してみます。
この部材の元々の接着部材は剥がれて取れてしまっているので、固定方法は改めて考えなければなりません。
今回は強力両面テープにしてみました。
貼り付け面が凹面でクッションゴムの底面は平面ですので貼り付け難いのですが、さらにこのピンチの表面がシリコンラバーコーティングっぽいのでさらに貼り付け難いです。
ただ、基本挟み込む方向の力しか掛からないはずですので、そんなに強固に接着する必要はなく、まあ、ズレたり落ちたりしなければOK程度に考えておきましょう。
貼り直ししたいと思ったときに剥がせないのも困りますのでね。
(というのは後付の言い訳で、強力両面テープでも簡単に剥がせる程度の固定までしか出来なかったのが事実です。)
強力両面テープにクッションゴムを貼り付けて、クッションゴムの形状に合わせて切り抜きます。
ほい。
これを貼っていきますよぉ。
こんな感じ。
片方、それほど根元まで寄せないで貼っていますが、筆者の乳首サイズは左右差があるので、こうしてわざとずらしてより適した方を探って移行という考えでわざとずらして貼ってます。
まだ試作なんでね。(本当よ?)
接着の安定を待って組み立て直します。
根元まで寄せきらずに貼っている方のピンチの先端の浮きが大きくなっているのが分かります。
貼り付けたクッションゴムのところまで乳首の先端を届かせれば、ここが強く挟まれて振動が良く伝わるんじゃないだろうか?
という目論見です。
ふむふむ、なるほど。
えーっとですね、確かに隙間を埋めた分、今までよりも深く挟み込んでも中空で遊ばなくはなりました。
だからといって、それで劇的に性感の質が良くなるわけではありませんでしたが。
深く挟み込むと、より大きな肉量をピンチで挟むことになって接触面積が広くなる代わりに振動が減ります。
挟んでいる肉量はそのまま振動を抑えるクッションになってしまうので仕方ないところなのですが、結果的に振動音が低くなり振動が穏やかになり、刺激がマイルド……というかぶっちゃけ物足りないレベルに落ちてしまいます。
あと、やっぱり相変わらずモーター側が凹んでいるので、片側だけ接触が良くなってももう片側に逃げてる、というのがかなり気になりますねえ。
試用中にちょっと位置ずらしたりできないかなぁ、って弄っていたら剥がれました。(^^ゞ
しかも、どちらかというと、クッションゴムと強力両面テープの間の方が剥がれやすかったです。
もちろん、意図的に剥ぐような力を加えない限り固定は出来ていたのですが、思った以上に簡単に剥がれてびっくりです。
仕方ないね。
アリモノでの改善ではちょっとなあと思った点として、厚さ3mmでさらに強力両面テープの厚さが無負荷で0.8mm、押し潰しても0.5mm程度は存在してしまう状態ですと、ちょっと部材としてぶ厚過ぎな気がしました。
また、円形であるため、効果的に隙間を埋められているポイントが限定されていて、思ったほど挟み方のバリエーションは増やせませんでした。
円形でも良いんですけど、やはり両側から攻めて、凸部を少しずつずらしながらみたいに間隔を狭められたらもうちょっと面白くならないかなあ、とも思います。
両側から攻めたい、という思いが強くなったので、この試用経験を活かして部材調達してみます。
一つの案として、もう少し小さいサイズの丸クッションゴムを使用して両側から攻めるというアイデアがあります。
もう一つの案として、横長タイプのクッションゴムを使用するという案もあってどっちにしようか悩みます。
凸凹させて複雑にしたければ小さい丸クッションゴム、均一に隙間を埋めたいなら横長タイプ、ってところでしょうか。
ところで、筆者が訪れた店舗では横長タイプの商品が2種類ありました。
上の画像の左がそのさらに1つ上の画像の左にあった横長タイプの裏。
中央と右にはもう1種類の製品の表裏。
サイズは同じなのですが、材質が異なるようで、筆者はより柔らかい方を選択しました。
本来、あまり柔らかい部材は振動が吸収されてしまいそうで好ましくないのですが、硬い素材ですと凹みに沿わずに浮いて剥がれてしまう危険があったので、今回は凹みに沿い易いであろうと思われる方を選択した、というところです。
こちらが購入したもの。8mm✕25mmの角丸長方形で厚さが2mmです。
材質はポリウレタンとなっています。
もう一つの方はスチレン、ブタジエンゴムとなっていましたね。
中身を取り出してピンチと並べてみます。
ちょっと長過ぎるかな。
切って長さを調節する必要がありそうです。
そうなると切れ端がもったいないですよね。
両側から隙間を埋めるように貼るなら4つ部材を切って貼る必要があるのですが、ここでいつもの筆者の貧乏根性が発生して、切れ端の短いのも貼り付けに使用しようと画策します。
しかし、それでは短い方の隙間埋めが不足します。
どうしようかなあ、って思って、取り出した部材がこちら。
だいだい人気!ミニ シール。
「だいたい人気」に見えるのは筆者だけか。
これも最初に上げたクッションゴムを購入したときに同時購入して、こんなシールでもちょこっと厚みがあるのでスマホやタブレットの画面保護に使えるんじゃないでしょうか? って購入したブツなんですが、これだけ部数があって2コしか使ってないっすね。
これがこのまま不良在庫として埋もれているのも勿体無いのでこれをさらに貼り付けていこうと思います。
……いや、最初からこれを貼りまくれば良かったのでは? うーむ……
ミニ シールのウラ面。図らずも同じレモン株式会社の製品でした。
今でもあなたは私の光〜。
んで、早速、再度分解して貼り付けた結果をば。
角丸長方形のシールを切った辺はピンチの根元の方に寄せるようにして角で乳首等が傷付かないように配置します。
足りないなあと思ったところにミニ シールを追加。
なお、ミニ シールはPVC製で触った感じはさらに柔らかいです。
まあ、挟み込んでしまえば適度に潰れるんじゃないかなぁ?
組み立て直したところがこんな感じです。
ちょっと仮面ライダーの腹筋を覗き見ている感じがします。感性が昭和なのは仕様です。
あ、そうそう、バイクのサドルっぽい雰囲気もね、ちょこっとね。
割といろいろな挟み方をしても、痛くなりにくくなり、振動の伝達もあらゆるところで適度に伝わるようになった気がします。
ただ、そうやって正常化みたいなことが出来たところで思ったのは、「総じてつまらなくなった」という真逆の感想でした。
比較的均等な挟み圧で比較的広範囲に均一に振動させられるようになったことで、結構どんな形で適当に挟み込んでも、純正のままのときよりは痛い思いもせずに振動を受けられるようにはなったのですが、逆に局所的に振動しなくなったことで全体が揺らされることになり、刺激としては激減する結果になってしまいます。
元々そんなに振動パワーのあるローターでは無いので、乳房の肉量を大きく揺らすにはパワー不足なんですね。
つまり、端っこで乳首だけを摘んでその局所だけに振動を伝達させる、というのはある種この製品Love PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトの性能を一番活かせる使い方だった、という再発見が出来たに過ぎなかった、というオチなのでした。
ちゃんちゃん。
いや、どう挟んでも痛くなり難いし、そういう意味ではこの改造はとても上手くいったと思うのですが、元々の性能的に、そんなに広範囲に振動させられるものじゃなったんですよ。
あと、ここで卓袱台ひっくり返すのもなんなんですが、そもそも乳首を挟んで振動という構造があんまり良くないのです。
どぎゃあん、ってなるがいね。でも、仕方ないのよ。
本当は乳首と動く物体とは剛結しない方が良いんです。
回転系なんて完全に乳首とは別行動を取っているでしょう? 振動系でも本来であれば完全別行動が好ましいんです。
だけど、どっかしらで支えていないと成立しないから、どっかが触れて固定されざるを得ないんです。
乳首を直接挟む方式は決して褒められた構造では無いものの、その他のカップに振動体を括り付けて外枠ばっかりが震えているという超絶駄作よりは遥かにマシというだけなんです。決して優秀では無い。
あと、やっぱり振動刺激は慣れというか感覚の鈍化が早いんです。
連日もしくは1日空けて使用を続けていると、なんかもう頻繁に挟み方を変えていかないとすぐに不感になってしまうので、オナニーが頻繁に寸断されます。まあ、筆者は元々休み休みヤるタイプなのでその点はそれほど気にはならないのですが。
かなり良い挟み方が出来ても2分も持つかなぁというくらいで、挟み方が悪いと10秒も持たずに不感になってしまうので、なかなか厳しいものがあります。
筆者が振動系のローターを流用して作成した自作の電動チクニーグッズは振動系と言いながらもローターは完全に乳首とは別行動を取るように出来ています。
つまり、動力こそ振動系のローターを使用しているが、構成としてむしろ回転系であるU.F.O. SAに近い構造になっているんです。
自作の振動系電動チクニーグッズは若干ポイントを外しがちという弱点こそあるものの、ちゃんと乳首に当たっているときの刺激の強さ質ともに完全に今回のLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトよりも上になります。
過去記事『乳首振動系の限界突破に挑んでみる(乳首責めグッズ)』
『マイクロローターで振動系チクニーグッズを自作する(その2)(乳首責めグッズ)』
そして、U.F.O. SAにはやはり及びません。
それは振動系ローターの動き方がやはり回転系ほどダイナミックには動けないというのと、動きの速度と強さにかなり相関と制限が掛かってしまうという点が大きいと思います。
振動系ローターはわざと偏心させた錘をモーターでぶん回しているだけですので、回転が遅いと振動もゆっくりで弱く、ある程度回転が早くなって共振周波数近辺にまで来ると急に振動が強くなります。その特性はピーキー、逆に言うとそれより遅くても早くても振動は急速に弱まっていっていまう、という弱点があります。
使える振動領域がそもそも狭いので、いつでも似たような振動になってしまいがちなんですね。
逆回転させても違いがわからないし。
というわけでそもそも振動系はいろいろと不利なので、手軽に使えるという以外に回転系に勝てるポイントが見つけられないという残念な結論を出さざるを得ないのが現状です。
振動系の動力を使って一番成功していると思われるのが筆者の自作電動チクニーグッズですからね。
ただ、これU.F.O. SAに近い構造だけにローション必須で手軽には使えないという点まで回転系といっしょなんですよ。
とはいえ、回転系とは異なるタイプの刺激ではあるので全くの下位互換とまでは言うつもりは無いです。
しかし、今回のLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトは乳首を直接挟んで振動体と剛結してしまいます。
乳首と振動体がずれないので、振動体の振動するエネルギーの大きさだけが頼りになってしまうのですが、この小ささですからパワーに限界があります。
なので、いろんな意味でバリエーションを広げられないんですね。
今回の改造で振動伝達特性を改善しても、結局パワー不足なので、乳首の端っこ摘んで振動体をフリーに揺れ動けるような形にしておくのがベター、というかほぼこれしか正解に辿り着けないという応用の効かなさが露呈してしまいました。
残念ではありますが、今回はそのことが分かっただけでも良しとしましょう。
それと、ここまでコテンパンに批評しても、ローション不要でさっと挟めてすぐ刺激できるという手軽さは変わらずメリットですので、全く使えないなんてことにはなりませんので。
控え選手でも良いじゃないですか。たまに代打に出られるくらいの実力はありますよ。
あ、そうそう、まだ配線ぶった切ってコネクタ化改造してU.F.O. SAのコントローラーに繋げられるようにはしていないのですが、回転制御を変更することで改善する余地はまだあるので、そういう意味でも見放すのはまだ早いです。
というか、まだまだ筆者はこれで遊ぶつもりですよ。
そのうち改造してUfoSaCtrlTripでコントロールして最適ランダムパラメータを探ってみたいと思います。
そこまでして初めて自作の振動系電動チクニーグッズと同条件で比較ができるってもんですからね。
今のパターンはほとんど一定振動のオンオフだけなもんでよお、そういう意味でも飽きが早いし振動慣れも早くなるし不感になるのも早くなっちゃうのでね。
これを振動パワーの揺らぎである程度改善できるのであればやる価値は断然あると思っていますので。
追記:
何回か使用しているうちに横長タイプのクッションゴムが取れてしまいました。
やはり凹みの大きな面に貼り付けた方が外れてしまいます。
しかしながら製品に最初から付いていたのであろう両面テープはLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイト本体側に残っていて、クッションゴムの本体だけが外れてしまった格好になります。
無理やり凹みに押し込んでいたので、元に戻ろうとする力が常に働いていたものと思われます。
しかし、最初のクッションゴムにしても横長タイプのクッションゴムにしても両面テープはLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイト側に残る形になるのがちょっと興味深かったです。
というわけで、何かを貼り付けるというやり方にちょっと無理を感じたので、そのうち柔らか接着剤でコーティングして平もしくはほんのり山盛り型にしてやろうか? などと考えている今日この頃です。
ただ、現在のLove PINCHER(ラブピンチャー)ブラック/ピュアホワイトの表面は手触りがサラサラなタイプのシリコンラバーコーティングって感じなのですが、柔らか接着剤の硬化後の表面はむちむちで、最初のホールド性は良さそうなのですが汗をかいたり濡れたりすると滑りそうな気もするので、簡単に加工しちゃって良いものかちょっと悩みます。
↑2023-09-05