まあ、本当は出来れば肌色の方が良かったのですが、ちょうどタイミングが合わずクリアしか在庫が無かったのでクリアの購入です。
クリアはアレが付かなくても経年変化でもうっすら麦茶色になってくるのでちょっと微妙な気分。
それでは早速開封の儀です。
なんか、プラ板ひん曲げてシュリンクした本体をぶっ刺したこのパッケージングって結構良く見ますよね。
筆者は何故かこの形のパッケージングを見ると『失敗した』気分になるのですが、恐らく過去購入してきたこの手のパッケージのディルドにあんまり良い記憶が無いからなのでしょう。
あの会社か?と思ってレーベル見たら知らない会社でしたので……。
でも、製作してるところが同じな可能性はあるよな。
というわけで、プラ板を広げてみますとこんな感じ。
部分アップしてみますね。
『リアル感覚』?『人肌素材』??
何を持って一体そんなことをのたまわれるのでしょうか?イマイチ疑問です。(いきなり辛口だなオイ)
だって2層構造でもなんでもない、極めてシンプルないわゆる再廉価な類の普通のディルドですよ、明らかに。
一応『高品質TPE』とか書いてあります。が、ぶっちゃけPVCとの差が筆者には分かりません。
って言うか出だしからこんなノリで書いていたらもう結果が目に見えているじゃないか!
待って!ブラウザバックしないで!
冷静に言うと、そこまで酷くは無いです、多分。
筆者のコンディションが整ってないせいも多分にあるから……。(言えば言うほど結果が目に見える……)
さて、このディルドは一般的なMサイズを基準に考えると、亀頭をとにかく大きく膨らませた一方で、逆に竿全体は結構細め、長さもやや控えめ、という持てる質量を全部亀頭に偏らせた製品です。
ついでにここで言ってしまうと、玉袋も吸盤も極限まで削ぎ落とされたケチケチ仕様です。
なんならこの大きい亀頭が無かったら『これはSサイズの範疇』と言ってしまうくらい、亀頭の存在でギリギリM判定出すけど、ベースはSなのかも、というサイズ感の製品です。
というわけで、太いのを好む筆者の中では決して太くも無いし長くも無いし、なんなら縮んで硬化してしまっているのになぜかイケる率がずっと高いまま維持出来ているという不思議なディルド
アフロアメリカン・ワッパーと比較してみたいと思います。
既に書きましたが、筆者のアフロアメリカン・ワッパーはもう物凄い年数が経ってまして、結構長い間製品独特のペンキみたいな芳香を放ち、オイルブリードも目立たないながらそれなりに起こしているはずですので、新品よりも遥かに縮んで硬くなって変形しているものと思われますのでご了承ください。
あ、レビュー過去記事は『アフロアメリカン・ワッパー 実使用レビュー (ディルド アナルグッズ)』をご参照ください。(レビュー当時はそこまで高評価してなかったような気もするのですが)
まあ、こうして並べてみると竿部分は割と似通った感じに見えなくもないですよね。
亀頭が大きい気絶ディルドと吸盤が大きいアフロアメリカン・ワッパーの対比。
玉袋は断然アフロアメリカン・ワッパーが大きく見えますが、これはカメラが寄って撮影している影響でそう見えるだけで至って普通。なんならこれでも小さいくらい。
そう、つまり、気絶ディルドの玉袋が尋常じゃないくらい小さいのです。
亀頭以外は全力で極限まで手を(コストを)抜いてやるという姿勢が伺えます。
こうして横にしてみると、あまり差が無いように見えていた竿部もアフロアメリカン・ワッパーが上反りかつ意外と根元が太い造形しているんだなって分かります。
一方、今回購入の気絶ディルドは一様に細い寸胴です。まあ、多分、ここの部分って挿入しても感覚生じないところだからどうても良いのだと思う。
なお、クリア素材のせいで玉袋がそこそこボリュームあるように見えるかもしれませんが、ぺったんこの形状が斜めって見えているのがクリアで見難くてそれなり膨らんだ造形しているかのように錯覚するだけです。ぺったんこです。
しかし、写真だとそこまで酷く小さい印象はしないものだなあ。
実物手にすると、『凄く……小さいです……』って思うけんどもなあ。
なお、ずっと玉袋を弄って来ましたが、玉袋は無くても実害はそれほど無いのですが、それより困るのは極小を極めた吸盤です。
もの凄く不安。
製品開封時はそれでも、平な机にボンっと置くと一応貼り付いてくれていたのですが、一度水洗いしたら付かなくなっちゃったんですよね。
それぐらい、吸着力に不安がある吸盤です。
メーカーから『パートナーに持って動かして貰えば良いんだから問題無いだろ』って煽りが聞こえてきそうです。被害妄想です。
『1,400円ぽっちの安価に製品に多くを求めんじゃねぇよ』とはマジで言われそうですけど。
まあ、アフロアメリカン・ワッパーの亀頭がそもそも小さくてかつシャープなんですが、流石に亀頭部分が差がデカいですよね。
本当に亀頭一本勝負なディルドです。一頭勝負と言った方が良いのか?
重量を測ってみますと、針の真正面で目視して約180gです。
あれ?パッケージには170gって書いてあったけどちょっと重く出てますね。
古いキッチンスケールですけど流石にこれくらいの重量で10gも誤差が出るとは考えられないので、若干控えめな申請をしているのかもしれませんね。
一方、アフロアメリカン・ワッパーは縮んでも約226g。
まあ、玉袋は小さいですけれど吸盤がそれなりに大きいので、でも玉有りディルドとしては軽量な部類ですのてS寄りのMですよね。
さて、亀頭特化という特長。それそのものは決して悪くないと思います。
確かに大きな亀頭が生み出すメリハリの効いた刺激が突いても引いても的確に発生します。
また、わざと貧弱にしている竿の適度に不足している剛性によりディルドを動かすときの軌道が安定しません。
つまり、単調なピストンに終始せずに、ブレながら来るので結構穴内のあちこちを蠢き回ってくれます。これもなかなか上手く出来ているなと感心するところです。
ただ、本当に亀頭一点でしか勝負していないため、本当にそれだけになってしまいます。
竿でも追い打ちとか一切ありませんし、なんなら竿を感じることなど不可能に近いレベルですので、実質竿はただの亀頭の支持棒に過ぎません。
貧弱過ぎる玉袋も、意識すればまああるにはあるなというのが分かる程度でして、亀頭の大きさに反してあんまり精力強くなさそうな印象を抱かせてしまいます。
不安だらけの小さな吸盤は、これは意外なことに壁面に対して垂直に真っ直ぐ尻を押し付けている限りはそれほど簡単に外れてしまうということはありませんでした。
引き抜く動作をするときも、亀頭冠が肛門括約筋に引っ掛かるほど抜くならすぐに吸盤が剥がれてしまいそうではありますが、筆者はそこまでアナニー中に引き抜く動作をすることがありませんので、問題はあまりありませんでした。
透明なディルドというのは筆者の記憶の限りですと、まだ本当にアナニー初心者だった頃の
アラブS、
アラブMにまで遡る必要があります。
レビュー過去記事は『アラブ L,M,S 実使用レビュー (ディルド アナルグッズ)』をご参照ください。
あーあの頃はアラブSの挿入で出血とかしてたんだよなぁ。懐かしい。
今ではすっかりガバマンで……ってガバマンは言い過ぎや!
まぁ、筆者は基本解し無しで挿入しますし、ローションの拡散が上手く決まれば一発挿入(出し入れ無し)でアナニー開始したりしますからねぇ。
あ、話が脱線してしまいました。
アナニー慣れしてからの透明ディルドは初めてか超久し振りでして、筆者の頭には何故か透明なちんぽのど真ん中を噴き上がってくるザーメンのイメージが勝手に展開されまして、それはそれでちょっと興奮しました。丸
筆者がもっと若く、体力や精力に満ちていた時分でしたらこのディルドでもイケるところまで行けたかもしれません。
しかし、残念ながら、刺激の質があまり上質には感じられず、『良いモンでズンズン突かれてしまっている』と言うよりは『異物がゴロゴロしている』感が無きにしもあらず。
一応きっちりと刺激が起こる亀頭ではあるものの、他が一切無いため、次第に尻窄みに。
ディルドの形状同様、筆者のアナニーも竜頭蛇尾になって行ってしまいます。
それでも1時間半ほど頑張っていたのですが、だんだんと『このディルドでイクところまで持って行くのは無理かも』という思いが大きくなって来ますし、気持ち良いと思い込もうとして頑張って必死になっている自分に気が付いたとき、『あ、これ(ここ最近)いつもの失敗パターンだ』と気付きまして、気絶ディルドの使用を諦め、アフロアメリカン・ワッパーに乗り換えてしまいました。
そういう意味でも今回アフロアメリカン・ワッパーを比較対象に持ち出した、ってわけですね。
なお、交換して一応無事イケました。
やっぱ、亀頭Onlyの一発芸では筆者は満足出来ないらしいです。
残念ながら筆者にとってこのディルドは『使い続ける気力が途絶えてしまった』ディルドでした。
ハッ! 気絶ディルド! 気(力が途)絶(える)ディルド……
お後がよろしいようで。
↑2024-12-15