ですが、こちら例えば、竿根元部分で裏筋が変に出っ張って痛いので、ここをさっくり切り取って、大き過ぎて害悪にまでなっているカリ段差を埋めるのに使用したいと思って作業しますと、すっとコテ先が入って素材をほじることが出来、ほとんど溶かさずにほぼ固体のままカリ首の溝に押し付けて均すことが出来ます。
あんまり近い比喩ではないですが、マーガリン掬って塗り付けるみたいなノリで作業が出来ます。
ほい、こんな感じ。
この写真ではまだ凸凹していますが、当然後で綺麗に均せます。
整形作業が異様に楽になったので、デカ反り マックス・ガチ反り共通の欠点である吸盤部分の陥没割れ補修も楽々出来ます。
このシリーズのディルドは吸盤が別素材の単品モノで、それをディルド本体に埋め込んでいるのですが、埋め込み周辺のディルド素材がスカスカなのかひび割れ陥没を起こすんですよ。
適度に固体と液体の中間みたいな状況で作業できる温度調節機能付き半田ゴテではいろんな補修作業がひたすら楽に出来ます。ただし、時間は相応に掛かりますが。
前回、コゲだらけになってしまったディルド表面も、適度に液化させて焦げを浮かせて除去したり、あるいは薄くスライスして表面を削り取ったりなどしてある程度除去することが出来ました。
途中から段々面倒になって来て大雑把な作業で済ませてしまいましたが、表面に露出している焦げはほぼ除去しましたし、表面に出ておらず、完全に埋まっている焦げは実害があるわけではないので妥協しました。
それでも、2本のディルドの補修に3〜4時間くらいの時間が簡単に溶けてしまいましたので、結構大変。しかし、それだけ長時間作業していても煙の害がほとんど気にならないので、目がしょぼしょぼすることもありませんし、息苦しくなることもありません。
ワットチェッカーを挟んで作業しながら確認していましたが、作業中でもだいたい2〜7Wくらいの消費電力で推移していましたので、数時間作業していても電気代的にも痛くありません。
また、それだけ消費電力が低いということは、コテ先の交換作業も比較的素早く行えるということでもあります。
このタイプのコテの構造がそれなりに優れている証でもありますが、コテ先を固定するキャップみたいな部品はコテ先よりも一段温度が低いです。
なので、赤ボタン長押しして電源オフして、少し待って、濡れ雑巾でキャップのネジをくるくる回して外せばもうコテ先が取れます。(ただし取れたコテ先はまだ一段温度が高いので金属皿などに落としましょう。)
良いところばかりではアレなので、注意点も。と言っても、半田ゴテとしての欠点ではなく、ディルド補修用としての意見ですので単なる言いがかりレベルです。
作業中に不意に青ボタンの−を押してしまうことがあり、押してしまうと数秒発熱が止まってしまうので要注意です。
これはカッターっぽい形のコテ先を使用しているとどうしても持ち手を回転させながら作業したくなるのですが、青ボタンの−がかなり握る場所と被るため、意図せず青ボタンに触れてしまうことが何度もありました。
あと、コテ先の形状がどれも鋭い角があるものばかりなので、凹面の整形はやりにくいです。
丸キャップみたいなコテ先があると良いんですけど、元が電子部品の取り付けとかしか想定していないはずなので、そんなコテ先を販売してくれるようなことは多分無いのでしょう。
コテ中央部に黒くて太い握りがあってここを持って作業するのが標準かと思いますが、ここが太いおかげで、机とかにコテが落ちてしまってもコテ先が地面に付かず浮くようになっているので、やはり時代が進むと色々と進歩しているんだなあと感心します。
とにかく、旧来の半田ゴテとは別モノと考えて良いくらい作業環境が一変しました。
これなら、素材の損失も少なく、焦げも無く、整形と補修が心置きなく時間を掛けて行うことが出来ます。やったね!
あ、最後に前回の補修失敗画像と今回のリベンジ後画像を並べて見てみましょう。
黒いぶつぶつがかなり消えているところ、造形ではかなりカリ段差が埋められているところなどが大きな相違点でしょうか。
その他にも大袈裟に過ぎる血管の浮きを潰したり、張り出し過ぎて痛かった裏筋の出っ張りを削いでカリ段差埋めに転用したりなどして、大袈裟過ぎて害悪になっている造形をひたすら均しました。
気温や素材などで適温が変わるので一概にこの温度でと言うことは出来ませんが、今回の作業では概ね230℃で基本造形の切った貼ったを行い、最後に表面をつやつやな状態にするために270℃程度で撫でるようにすると表面が瞬時に溶けて固まるので、綺麗につるつるつやつやにすることが出来ました。
それでも270℃で作業すると明確に煙の量が増えるので、……って言っても焦げは出来ないし旧コテとは比較にならんほど作業しやすかったです。
今度は表面に細かい造形が付き過ぎて気になっている
MARAMARA
肉欲の鬼反り
ナチュラルでもチャレンジしようかな。
このディルドも基本造形は気に入っているので。
あ、そうだ忘れてた。デカ反り マックスの方は再整形後アナニー実食しましたが、非常に感じの良いディルドに仕上がりました。
感覚的にカリ段差はまだもっと少なくても良いような気はしますが、それでも、コールラウシュ襞にグポグポ嵌めまくって腸壁の削れのような現象は一切起きませんでしたので、一挙にローテーションメンバー入りかもってくらいのデキになりました。
筆者には珍しい完全成功パターンだぜ。
↑2025-02-17