ちちくりピンチ EASY DUO(相当品)コネクタ化改造 (乳首責めグッズ)

というわけで、新品を改造するのはちょっと勿体無い気もするのですが、ランダム制御した方がより捗るようになることは見えていますので、思い切って改造しました。
なお、今回の製品の場合はちょっと注意点があります。
元の製品のレビューは過去記事『ちちくりピンチ EASY DUO(相当品)実使用レビュー (乳首責めグッズ)』をご参照ください。

さて、いつものコネクタ化改造ではありますが、今回は既に配線まで付いているこちらのコネクタを使用したいとおもいます。
こちらのコネクタに付いて詳細は(といっても大したこと書いてないけど)筆者の別サイトの記事『AliExpressのChoice6点買い合わせ 第6段』にほんのり載せていますので興味がある方はどうぞ。

勿体無いけど元の製品のコントローラーから二股で配線が出るところをニッパーで切りました。
コントローラー分解できればもっと基盤から綺麗配線取れたりするかもしれませんが、簡単には分解出来そうになかったので諦めました。
画像では分かりにくいかもしれませんが、配線の色が片方がピンク白、もう片方が灰白、という組み合わせになっています。

筆者安物のスマホしか持っていないので10cm以下まで距離詰めるとピントが合わなくなってしまうのですが、ついつい寄ってしまって結果ピンボケになります。
配線付きコネクタの方も皮膜が分厚いわりに芯線が細めなのですが、元の製品の方の配線も皮膜を剥いてみるとむしろそれ以上に芯線が細かったりします。
ただ、元の製品の方は一応超細い芯線が何本が束になっているようですね。

いつも最初にやる作業より2度目にやる作業の方が下手くそになる筆者ですが、ええ、上が最初で下が2度目です。あ、半田付けです。
下が失敗している理由として、被膜の剥き方が、外の被膜と内の被膜の剥き加減をほとんど一緒にしてしまったため、なんか剥いた傍から接触ショートしてしまいそうでそれを気にしていたら線の向きが外側に向いてしまって結果半田付けしても角が飛び出ているような形にしかならなかったという敗因があります。
作業中にも上手く行っていないことは重々分かっていて、なんとか修正を試みたのですが、試みれば試みるほど状況が悪化して行くので諦めました。
被膜剥きからやり直すべきだったかもしれないですが、これはまた次回修理する必要が生じたときにでも再トライすることにします。

半田付けしたところがショートしないように絶縁テープを巻きます。
一般的なビニールテープでも良いかと思いますが、うちにはまだ融着テープが残っているので今回はこれを使用します。

大切なのは2本の間に絶縁テープをしっかりぶっこむこと。
融着テープは柔らかく変形してしまうので、変形した結果ショートしてしまったりしないようになるべく中に詰め込みます。

なんか仕上がりが頼りないなあとか思っていたら、『LOVE PINCHER(ラブ ピンチャー) コネクタ化改造 (乳首責めグッズ)』のときよりも随分と融着テープの使用量が少なかったみたいです。
まあ、これでイケるところまで運用してみます。
なお、融着テープの外側からビニル用ボンドで覆って補強しています。

作業部分のアップ。
そういえば、『LOVE PINCHER(ラブ ピンチャー) コネクタ化改造 (乳首責めグッズ)』のときはU.F.O. SAの配線を流用してたんだった。

今回の製品の場合の注意点

さて、今回のブツ。今までは運良く(?)遭遇してこなかった問題についにぶち当たりました。
それは電圧の問題です。

元の製品がUSB端子直挿しでして、配線ぶった斬ったところにテスター当ててみたところ、ほぼUSB充電器(ACアダプター)の電圧そのままが出力されていることが分かりました。
つまり、この製品の定格は5Vです。

今まで改造で扱ってきた製品が全て3V系だったため、今までは配線をどうにかすればランダム制御に出来たのですが、今回はそのままですと、大幅にパワーダウンしてしまいます。
特にこの製品、元の状態でも若干アンダーパワー気味に感じますので、それが5V→3Vと6割程度の電圧しか掛けられなくなると非常に力不足で全く使えない代物と化してしまいます。
実際、筆者は配線だけ作業してそのまま本番試用しようとしてあまりのパワーダウンに驚き、というかチクニーが成立せずに『LOVE PINCHER(ラブ ピンチャー) コネクタ化改造 (乳首責めグッズ)』に切り替えてそのときは凌ぎました。


とまあ、そんなこともあろうかと思ってDIYグッズコントローラーのプログラムでは電圧周りを簡単に調整出来るようにはしていたので、電圧書き換えてプログラムをマイクロコントローラーに書き込みし直せば一件落着! ただし、もうこの時点で電圧を上げられないU.F.O. SAのコントローラーによる駆動は実用性が無くて却下ということになります。
……と、それ以外にもまだ問題がありました。
筆者が現在、実際にチクニー等に使用しているDIYグッズコントローラーはESP32-C3+TB6612とnRF52840+TB6612という2種類があるのですが、ESP32-C3の方ではモータードライバにも供給する電圧が少し大きく降下気味に感じました。
筆者はクリップローターはモバイルバッテリーに接続して使用しているのですが、同じモバイルバッテリーを使用して、マイクロコントローラーのプログラムでも100%電圧そのまま出力するようにしても動きが弱くなってしまうのです。

つまり、元の製品よりもどうしても弱くなってしまう……。
この製品、元からして「もっと強く動いてくれても良いのに」って思う程度のパワーしか出ていないので、それがさらに削がれるとちょっと物足りなさが倍増してしまいます。

nRF52840の方はまだそこまで酷い落ち込みを感じずに済みましたので、この製品を使う際はnRF52840の方を使用するようにしました。
ただ、当然、USBの電力そのままを極力モータードライバに供給するという形では今までの3V系の製品群のコントロールにはオーバーパワーとなってしまいます。
現時点では筆者のプログラムでは電圧調整レンジを0.85V〜3Vとしているのを、0.85V〜4.6V(なぜUSBの規格である5Vではなく4.6VとしているのかはDIYコントローラー関連の記事を漁ってみてください。簡潔に言うと実際には5V一定で出力されなくてPWM制御中に電圧降下が起こってしまうのでその分プログラム上の定義で調整しているという感じです)に変更しているため、制御値の100までを使い切らずに最大でも57程度で抑えるようなコントロールをすれば3V系の製品の同じDIYグッズコントローラーで制御出来ること出来るのですが、制御が若干粗くなりますし、設定を全て調整し直す必要が生じます。

なので、この5V系に対応させたDIYグッズコントローラーは5V系の製品にのみ使用するのがベターかと思います。
現状これ1製品しか制御対象が無いので、これ専用になってしまうのが勿体無いですし、よりにもよって高価な方のコントローラーを使用するハメになっているのでより勿体無い感がありますが、ESP32-C3では電圧降下が大きくてこの製品が活かせないので仕方ありません。
3V系の制御ではどちらでも問題無く使用できていたのですが、5V際っきわまで出力したいとなったときに大きな差が生じてしまいましたね。
皆さんもDIYグッズコントローラーを作成する際は少々お高く付いてしまいますが、nRF52840を使用するのをオススメしておきます。安定性も高いですし、消費電力も低いですしね。

ちなみに使用しているライブラリの都合上かと思いますが、nRF52840の方では4.6Vの供給想定値に対して出力最大を4.6Vと同値にしてしまうとライブラリの方で桁溢れを起こしているのか分かりませんが出力ゼロになってしまいます。
ですので、最大出力4.599Vという具合に変更してプログラムを書き込んで使用しています。100%きっちり出力されないけど仕方ないね。

なお、もっと踏み込んだ対処を行う場合はモータードライバーへの電力供給を別電源化するという方法もあります。
TB6612は12Vまで許容してますので、例えば今回の製品ではモーターの定格が分かりませんがパワー的には6Vあるいは8Vくらい突っ込んだ方がもっと気持ち良い振動が起こせるような気がするんですよね。もちろん、常に8Vってわけじゃなくて通常は5V程度でも良いんだけど偶にゴン!と欲しいっていう意味で。
ただ、5V以外のモバイルバッテリーが流通していないことを考えると別電源はコンセントから有線で接続という状態にならざるを得ず、結果あちこち動き回りながら使用するというスタイルは不可能になります。
電気に詳しい方なら昇圧回路とかを使用するっていう手もあるかもしれませんが、いずれにしろ可搬性は大きく下がってしまうでしょうから難しいですね。


で、ですね、元の製品もほとんどのパターンで5Vきっかり出力していることもあって、ランダムコントロールで本当にランダムにしてしまうと弱過ぎて物足りないという場面ばかりになってしまうという問題も起こりました。
ですので、UfoCtrlでランダムコントロールする設定値の方も100に近い値を多く採用するように調整しています。
現時点での筆者のパラメータをここに記載しておきますね。

R 5VClip
1,1,1
6,10,14,18,22,32,42,52
0,0,0,2,3,4,5,10
0,0,2/2/125,4/2/125,2/4/125,4/4/125,6/2/125,2/6/125
#Vol1
0/-5,0/-5,0/-5
15,30,45/-7,60/-6,75/-5,90/-4//2
-15,-30,-45/-7,-60/-6,-75/-5,-90/-4//2
##Vol2
0/-5,0/-5
40///1,55,70/-7,80/-6,90/-5,100/-4//3
-40///1,-55,-70/-7,-80/-6,-90/-5,-100/-4//3
##Vol3
0/-5
60///2,75,80,85/-7,90/-6,95/-5,100/-4
-60///2,-75,-80,-85/-7,-90/-6,-95/-5,-100/-4
##Vol3End

Vol1でも15〜90という高めの設定。PWM制御で125%に増幅しているのでMAXの100で動いている時間がそれなりに多い設定にしています。

ちちくりピンチ EASY DUO
ちちくりピンチ
EASY DUO 'N
ちゅるピンチ EASY DUO
ちゅるピンチ
EASY DUO 'N
ちちくりピンチ EASY DUO(1397)
ちちくりピンチ
EASY DUO(1397) 'F
ちゅるピンチ EASY DUO(1398)
ちゅるピンチ
EASY DUO(1398) 'F

ちちくりピンチ
EASY DUO 'm

ちゅるピンチ
EASY DUO 'm
ちゅるプル
ちゅるプル 'N
ちゅるペロ
ちゅるペロ 'N

2025-07-28

この記事のタグ

U.F.O.

SA

アプリ

制御

電動

自作

チクニー