U.F.O. SAのカップもう片方も故障&修理 でも原因が大違い

U.F.O. SA前回の大修理&強化から3年足らずで片方がギア固着(グリース硬化)してしまったのですが、もう片方もそれから2ヶ月余りで動かなくなってしまいました。
筆者は「あぁギア固着ね」と思って手でギアを動かしてあげたのですが、それでも動かない。というか、手で動かしたときの感触からするとギア固着なんてしていなさそうな感じでした。
筆者は基本オナニーやアナニーは暗闇で行っているのでそのときは真の故障原因が分からずにスペアのカップに切り替えてしまいました。
後日、暫く放って置いたブツをようやく修理しようかと手を伸ばしたのですが、そのときも筆者の頭にはギア固着しか想定が無く、「おかしいなぁ、こんなにスムーズにギア動くのになぁ」と思いながら分解作業を進めていたところ……

急に目の前に故障原因が姿を表しました!

は?

いや、何で?

分解を進めてみると赤い配線は全くの無傷でして、黒い配線だけがご覧のようにぶっつりと断線しております。
……ギア固着全然関係無いやん!
全く原因が推測出来なくてかなりの時間考えていたのですが、恐らく、修理を終えてカップにモーターケースを収め直したときに、黒い配線だけ僅かに引っ張りきらずにカップとモーターケースの間かなにかにひん曲がったまま挟まったような状態になっていて、そこを筆者はチクニー中にカップの装着状態を安定させるためにカップを上から抑え付けるようなことを度々行っていたために押し曲げられた部分をグリグリと押し捩るようなことを繰り返ししてしまって断線に至ったのかと現在は考えています。

改めて一番上の画像を見てみると、断線した部分は引っ張られたような感じではなく、切られたような感じでもないですね。ぐにゅぐにゅにこんがらがっている状態ですので、ぐりぐりやってしまった感が満載です。

ただまぁ、もう分解は始めてしまったので、グリース補充し直しも含めて修理することにしました。

カップ内部の汚れ具合は前回ギア固着で分解修理したもう片方(過去記事『2年7ヶ月振りにU.F.O. SAのカップを分解してメンテナンス』参照)に似た感じですが、こちらはアタッチメント面からの汚れがやや多めかなといった印象です。
ここは修理後にはきちっと柔らか接着剤でコーティングし直します。

今回はまた配線引き直すのも面倒ですし、かと言って前回のような丁寧な断線対策(過去記事『U.F.O. SA 8年目のメンテナンス&修理&チャレンジ その3 新ネジと防水強化』参照)をするとケーブル長が極端に短くなってしまうため、今回は断線したところで長さを調整して切って、ただのはんだ付けで済ませています。
別の全く関係無いところで断線したのでちょっとガックリ来ているというのもありますが、こういうのはバランス問題でして、どこか強化すると別の弱いところが新たなウィークポイントとなるイタチごっこみたいなところがあります(勿論全てをガッチガチに強化することが出来る場合もありますが)ので、まぁ次また断線したりして配線長が不足して配線からやり直しになるようでしたら改めてそのときは断線対策を復活させれば良いかと。
これでもし断線しないのであればそれで良し、でもありますしね。

画像左が今回修理したカップ。右が2ヶ月余り前に修理したカップです。
ネジ面とカップ面を繋ぐように一面を柔らか接着剤でカバーしたのは前回の大修理の反省を踏まえた防水処置です。
前回の大修理では内部の接着剤充填には気を使っていたものの、ここが開いて隙間が出来てしまうという点に対して対策が甘くて接着剤の継ぎ足しを何度もするハメになっていたので。

同じく画像左が今回修理したカップ。
一応こちらも防水処置として柔らか接着剤で隙間を埋めてはいるのですが、ここは柔らかいカップに柔らかい配線ということでいずれ接着が剥がれて隙間が出来てしまうかとは思います。

なお、心配していたケーブル長ですが、両者を手に持てばすぐに長さの違いが分かる程度の差はあるのですが、並べてみると意外に差が分からず、ちょうどコネクタ1個分くらい?約3〜4cm程度の差しか無さそうです。
切った配線は約7〜8cmに及ぶのですが、大半が断線対策でモーター周りに巻いていた分だったようなので、思ったよりも短くならずに済んだようです。
でもチクニーしようとしてセットするときにはすぐに気が付くくらいの差はあるんですけどね。コネクタをDIYグッズコントローラーに接続する作業があるのでそこで長さの差が気になる感じです。

2025-09-19

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