昇圧回路基板を追加して5V以上のグッズに対応するDIYグッズコントローラーを作成

筆者がここ最近推進していますDIYグッズコントローラーは汎用品のマイクロコントローラーとモータードライバを組み合わせて作成しており、拙作アプリUfoCtrlにてランダム等自在にコントロールできるようにプログラムを書き込んだモノとなっています。
これまで僅か33mm角の小さなケースに収めたDIYグッズコントローラーの作例を過去記事『マイクロコントローラーSeeed Studio XIAO nRF52840とモータードライバTB6612を組み合わせてUfoCtrlで制御できる小型軽量なグッズコントローラーを作成する』や『U.F.O. SAコントローラーからの脱却 バッテリー容量不安からの開放 小型軽量DIYコントローラーで反応も改善』などで紹介してきましたが、従来のDIYグッズコントローラーは電力をUSB端子から得るため、基本的にUSB規格の電圧である約5Vで動作し、制御するグッズに対しても最大で5Vまでしか(実質は4.6V〜4V程度にまで落ちてしまいます)電圧を掛けることが出来ませんでした。

今回ご紹介しますのは、やや大きくなってしまうものの、昇圧回路基板を追加することによりUSB給電という仕様を維持したまま5Vを超えるグッズの制御を可能としたDIYグッズコントローラーになります。

ケースは約65mm×44mmとかなり大きくなっていますが、高さは約18mmから約14mmと薄くなっており、使用場面によっては(特に筆者の使用環境においては)薄いメリットが勝るケースもあります。
また、重量においてもUSBケーブルまで自作し基板直付けにするなど工夫した結果、USBケーブルまで含んだ同条件での重量比較でその差は10gまでは無く、以外と重くならずに済んでいます。

内部には従来のマイクロコントローラーとモータードライバの他に新たに昇圧回路基板が追加されており、モータードライバへのモーター駆動用電力は昇圧回路を通した後の電力を渡すようにしています。
今回使用した昇圧回路基板は出力電圧が可変に出来ます。
今回使用しているモータードライバの方の電圧が最大で13.5Vですのでそれ以下に収める必要がありますが、これにより定格が5Vを超えるようなグッズもコントロール出来るようになりました。(ただしあまり大電流を必要とするグッスには向きません。そもそもUSBがそんなに大電流流せるものでもないですし。)

昇圧回路を追加しようと思い至った直接の原因は過去記事『ちちくりピンチ EASY DUO(相当品)コネクタ化改造 (乳首責めグッズ)』です。元の製品は過去記事『ちちくりピンチ EASY DUO(相当品)実使用レビュー (乳首責めグッズ)』なのですがこちらの製品はUSB直結のグッズでして、理屈上は従来のDIYグッズコントローラーでもコントロール出来……出来るのですが、汎用品のマイクロコントローラーとモータードライバではそれなりに電力を消費してしまうせいか、どうしても元の製品よりも動きが弱くなってしまうという弱点が発覚したことにあります。

また、元の製品の最大振動でも「出来ればもうちょっと強い振動も欲しいなあ」と思うレベルであったため、それより弱くなってしまう従来のDIYグッズコントローラーではどうしてももの足りなく、それで昇圧回路基板を調達して作成したという流れになります。

定格を超えた制御になってしまいますが、常時最大で振動させるわけではないしランダムコントロールなので最大時は少々オーバーしてしまっても問題無いであろうと踏んで、昇圧回路の出力電圧を約7Vと欲張って設定。
実際にマイクロコントローラーとモータードライバで電力を奪った残りのグッズに掛かる実効電圧は最大平均約6.8Vと5Vを大きく超えましたが力強い振動がぐぐぐっと来るものがあって筆者的には大変満足しています。
ランダムコントロールですのですぐに最大から落ちますので、まあがっつりチクニーした直後は触って温かい程度には熱を持ってしまっていますが、モーターが焼き付いたりモーターの磁石の磁力を失うほどの熱は発生していないものと思われますのでまあ大丈夫そうです。

この昇圧回路基板付きDIYグッズコントローラーの作成方法と今回使用しているマイクロコントローラーProMicro nRF52840向けのプログラムについては開発を支援してくださる方と共有しています。
DIYグッズコントローラーの作成については『昇圧回路基板付きDIYグッズコントローラーの作成』の記事を
今回使用したマイクロコントローラーProMicro nRF52840向けのプログラムについては『ProMicro nRF52840+TB6612向けグッズコントロールプログラムVer1.00』記事をご参照ください。

5Vを超えるグッズにも対応出来るようになることで、例えば過去記事『5ローターペニスバイブ 実使用レビュー』もUSB直結のロータ―ですので、これを制御するのにも使えることが期待出来ます。
昇圧回路の電圧は可変とはいえ物理的にノブを回して調整する必要があるので、毎回電圧を調整するのは手間ですので、基本的には電圧が大きく異なるグッズを制御したい場合はその都度DIYグッズコントローラーを作成するのが無難かと思いますが、慣れれば割と楽に作成出来るようになりますので、皆さんもDIYグッズコントローラーでいろんなグッズをランダムコントロール化する沼にハマってみませんか?
ただしお約束ですが自己責任にてお願い致します。

2025-09-30

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