DGCに手を出してみたいけど訳ワカメな方へ(情報の再整理)
2025年から本格始動しまして、2026年にはいよいよDGC専用の制御システムを開発してランダムコントロールに磨きを掛けて一皮剥けましたDGCなのですが、DGCに興味はあってもどこから手を付けて良いやら……と途方に暮れている方もいらっしゃるかも知れません。
元々、筆者も初心者の状態から手を付け始めた上に様々な製品に対応しようとして手を広げたがためにFANBOXの方で公開しているだけでももう30本くらいの記事がある状態です。
そこで、30本もの記事を纏め直すのは無理もあるし無駄なので(今のところ)やりませんが、どういうふうに手を出して行けば良いのかそのガイドラインの作成を今回は試みてみます。
DGCとはDIY Goods Controllerの略でして、DIYつまり自作していただくグッズコントローラーです。
元々はU.F.O. SAやU.F.O. TWなどの+1D対応機器に対してBLE(Bluetooth Low Energy)通信にて直接指示を出すことでグッズの動作を任意に制御出来る機能を活用するために筆者はUfoCtrlなるAndroid野良アプリを10年以上に渡って開発し続けてきたわけですが、+1D対応機器が増えない(消えそうな)現状と、+1D対応機器でないグッズでもランダムコントロールしたいという欲求から+1D対応の機能をそっくり肩代わり出来るハードウェアを汎用品の組み合わせで作れないだろうか?
そう考えて作成したのがDGC(DIY Goods Controller)なのです。
当初は命名がちゃんと定まっておらず表記が揺れてしまっていたので、オリジナルグッズコントローラーとかGIグッズコントローラーとか(GIは筆者のサイト名称であるGradualImprovementの略)とか、名称が定まっていなかったのも混乱の元かも知れません。すみません。
DGCが作成出来ると、グッズ側にも改造が必要にはなるものの有線で単純にモーターを動かしているだけのグッズであればそのモーターへの電力供給をDGCが任意にコントロール出来るようになりますので、様々な有線グッズをランダムコントロール出来るようになります。
その恩恵は非常に大きくて、例えば比較的安価なU.F.O. BASICも配線を改造してDGCと繋げられるようにすればバリバリランダムで動くようになりますし、パターンがつまらなくてすぐに飽きてしまう振動系のグッズなんかはランダムコントロールで大化けする可能性があります。
実際に筆者は振動系のニップルローターなど昔はほとんど使わなかったし購入しようともしなかったのですが、今では振動系グッズもランダムコントロールでバリバリ使用していまして、だいたいアナニーではU.F.O. SAを、オナニーでは振動系グッズを使用するようになっています。
はっきりと世界が変わりました。
ガイドライン
電子工作をする必要がありますので、まずは工具類を一通り揃える必要があります。

・配線を切ったり被覆を剥いたりするのにニッパーが必要です。
・配線をコネクタに固定したり圧着したりするのにペンチがある方が良いでしょう。

必須というわけではありませんが、電線の被覆を剥くのが苦手という方はワイヤーストリッパーなる工具に頼ってみるのも手かもしれません。
芯線の径に合わせて円形に穴が空いている部分に電線を挟んで被膜部分だけを切ろうというタイプの工具です。
ただ、これを使ったら必ず綺麗に被覆が剥けるという保証があるわけではないですし、ピッタリ径が合わないと逆に苦労しかねないので、どうだろ?筆者的には失敗する率が高いけど普通にニッパーで被覆剥いちゃいますね。この工具はほぼ使わないです。
また、写真上の工具の先端付近には金具カシメ用の窪みとかが付いていて、配線を固定する金具を締めるのに良さそうではあるのですが、筆者手持ちのこの工具は安物なのか筆者の使い方が悪いのか綺麗カシメられたことが一度も無いのでこれも信用しないで普通のペンチを使うことが多いです。
あと、オマケですが、手指では操作し難いような細かい作業があるときにピンセットがあるともしかしたら助かるケースがあるかもしれません。
・半田付けの作業があるので、ハンダゴテ、ハンダが必要です。また、ハンダゴテは超高温になるので、それを安全に置いておける台と余分なハンダを拭き取れる海綿(耐熱のスポンジ)などもある方が無難です。また、懐事情が許すのであればハンダゴテは温度調節機能付きの方が圧倒的に便利かつ半田付けも成功しやすいです。
・半田付けの際により綺麗に半田付けし易くなるフラックス(松脂)。これもある方が圧倒的に作業難易度が下がりますし、なんかハンダの酸化防止にもなるとかなんとか(すみません筆者もまだ全然初心者の領域なのであまり詳しくありません)なので、ケチらずに使った方が結果的に幸せになれると思います。
・プラスチックを溶かす作業をハンダゴテを用いてする場合は半田付け作業用とは別のコテ先を用意した方が良いかと思います。
・半田付けの失敗とか余計なハンダを吸い取りたい状況が発生しそうであればハンダ吸い取り器あるいは吸い取り線(金属線を編み込んでテープ状にしたもの)を用意しても良いかも知れません。ただこれも必須では無いかと思います。筆者はほとんど使用しません。

家にあったハンダ吸い取り器。かなりデカいですけど一般的にはちょっとデカいボールペン程度の大きさが多いと思います。
この写真の状態は左の赤い部分が筒に押し込まれていてロックされています。
ここで本体左隅にあるボタンを押すとロックが解除されて、筒の中で伸ばされていたバネが一気に縮んで(?逆かも?)、赤い部分は左方向に飛び出て、本体右端の白い部分からハンダを勢い良く吸い込むという仕組みになっています。
ハンダ吸い取り線の場合は浸透圧(?)でハンダを染み込ませて吸収する感じですので、一度吸い取った部分は吸い取り線ごと廃棄することになるかと思います。多分。
・ショート防止のためにビニールテープや絶縁テープ(自己融着タイプ)などがあると助かる場面があるかもしれません。ただし、これも必須では無いです。(筆者はよくグッズ側の配線を改造する際に使うことがあります)
・配線の固定などでグルーガン(細い蝋燭みたいな棒を熱で融かして接着するやつ)を使用する場合はそれも用意しましょう。ただし、これは必須では無いです。

写真右のがグルーガンと充填するグルースティック。写真左は後で出てきます配線用の電線です。
・電圧の測定やショートを発見出来るテスターも出来ればあった方が良いでしょう。ただ、目視で判別出来る程度に半田付けが仕上げられるのであれば無理やりテスターを使う必要はありませんし、闇雲にテスターを使うとそれで電子部品をぶっ壊してしまうこともあります(というか筆者が何度がやらかしてる)ので、うーん、でも原因不明な状況に陥ったときにはテスターが無いと露頭に迷うしなあ……一応持っていて損は無いと思いますよ?あと、グッズに最適な電圧を探る際には必要になりますね。

写真左から表示はデジタルだけどモード切り替えがダイヤル式な古いテスター。真ん中が最近のデジタルでモードも自動判別してくれるテスター。右は時間経過での電圧変化を追えるオシロスコープです。PWMの波形なんかを見たいときはオシロスコープが必要になります。
補足として、なぜ筆者が温度調節機能付きのハンダゴテをオススメするのかと言いますと、温度調節機能が付いていないハンダゴテはずっと無制限に発熱し続けています。例えば15Wのハンダゴテであればずっと15Wを熱に変換し続けているわけです。
作業をしていないときには無駄に発熱を続けています。一方で半田付け作業をすると、他の物体をハンダゴテで熱する反面ハンダゴテ本体の方は温度が下がってしまいます。そうしたときにも常に15Wですから温度の回復力もその15Wが頼りになります。
一方で温度調節機能付きのハンダゴテは大抵が60Wとか80Wとかの発熱能力があり、設定した温度になるまでは60Wなり80Wなりで急速に加温してくれます。一方で何も作業をしていないときはその温度を維持するだけ発熱を続ければ良いので消費電力は5W以下にまで落ちます。(外気温により多少変動します)
半田付け作業をしてハンダゴテ本体が冷やされるとまた60Wなり80Wなりの加温能力ですぐに設定した温度に復帰するようにしてくれますので、比較的長時間ハンダゴテを置いている場合でも無駄な電力や発熱を気にすることが少ない一方で作業時にすぐに温度回復してくれてコテ先の温度が安定しているため作業もやり易いので、価格以外デメリットが無い(温度調節機能等の故障リスクはあるかもしれないけど)。
特に初心者は半田付け作業をテキパキと出来ないので長時間放置になりやすく、また、コテの当て方も下手なので不必要にコテを冷やしてしまったりして温度変化で作業性が変わってしまったりして作業そのものの難易度が上がってしまうので、価格を考えると初心者にいきなり温度調節機能付きは……って尻込みする気持ちは分かりますが、むしろ、初心者であるほど温度調節機能は助かる機能だったりします。
大っぴらにオススメ出来るものではありませんが、筆者は安い某中華通販で温度調節機能付きのハンダゴテを購入して世界が変わりました。
アナログダイヤル式よりさらに高価なデジタル式でしかも60Wではなくより高価な80Wでしたが筆者が購入したときは元値560円(クーポンとか使ったので支払いはもうちょっと安い)でした。
ただ、コイツが大っぴらにオススメ出来るものではないというのは、最初から本体が曲がっていて真っ直ぐじゃなかったというのと、プラグ部分の部品が貧弱でプラグの差し込み部分の金属が折れた(もげた?)からです。
まあ、筆者はそこだけちゃんとした頑丈なプラグに付け替えて使用を続けていますが、初心者がそんな目に遭ったら途方に暮れると思うので安物中華に手を出す場合はそれなりの覚悟を持っておきましょうということで。

まさかこんなところが破損するとは思ってなかった、もげたプラグです。中華クオリティ〜〜〜
・半田付け作業をする際に部品が動いてしまって作業しづらい場面があるかもしれません。そんなときは錘になるような物で抑えたり、洗濯バサミみたいなもので挟んで固定すると多少は作業し易くなるかもしれません。
このとき、錘や洗濯バサミなどは導電性の無い物、絶縁性の物を使用するようにしてください。
電子部品内に電力が残っていることがあり、それが思わぬところと導通してしまって他の部品をぶっ壊してしまうなどということが起こりうるからです。
なので、より慎重に作業する場合は例えば事前に自分の身体に溜まっている静電気を放出しておくなどした方がより安全でしょう。気にせずベタベタ触って静電気で部品を壊してしまう可能性も無くはないので。

市販の洗濯バサミを使う場合はハンダゴテで触れて融かしてしまわないようにご注意ください。
あと、専用品としては、

こんなのもあったりします。万力で机か何かに固定して、蛇腹の先には専用のクリップを装着出来て、そこに基板等を挟んで固定する工具なのですが、筆者の作業環境が手狭でこの工具が活躍したことはありません。クリップ単体では使うことがあるけど。
なお余談ですが、筆者も初心者って散々言って来まして、確かに筆者も初心者ではあるのですが、少々お家の事情的にベースとなる環境が全くの初心者よりはかなりハンダ関連に馴染みがある環境で育っているので、そういう意味では初心者と言っても若干スタートラインが異なるのかもしれません。
もしかしたら、そのせいで置いてけぼりにしてしまった方々がいらっしゃるのかもしれないなという自戒の念も込めて今回のガイドラインの記事を書いています。
もうちょっと詳しく言うと、筆者の父親が電気部品製造を生業としていたので、家にはハンダゴテやハンダ等は山ほどあったのです。ハンダ吸い取り機もありましたし、なんなら今はもうありませんがハンダ槽なんてものまであったのです。
また、筆者は理系で電気電子系に近い学科を進んでいたりしますし、電子回路に興味を持って手を出そうとしていた過去もあるんですね。ただ当時はいちいち部品揃えるのも大変だし回路組めたとしてもやれ基板だエッチングだととにかくお金が掛かるもので本とかは買ったりしたけど実際に作るところまではやっていなかったんですね。
また、小さい頃は電子ブロックをクリスマスプレゼントに強請るような子供でした。
というわけで、実作業としては確かに初心者なんですけど、小さい頃から電子回路とは割と親しい環境に居たという点ではちょっと本当のまっさらな初心者とはスタートラインが違うのかなと改めて思った次第です。
それにしても、今はある意味良い時代になりました。
昔だったら電子回路考えるのだけでも嫌になってしまうほどの規模のものが今だったら汎用品を幾つか繋げるだけでちゃんと成立するんですもの。
DGCの話に戻しますと、このDGC、本当に汎用品を繋げているだけです。
汎用品を正しく繋げて、ショートとかさせないようにケースに収めればもうそれで完成なんですもん。ちゃんと動いてますもん。故障してないですもん。(筆者が下手にテスター当ててぶっ壊した1個を除く)
もちろん、それなりに電圧がどうとかそう言った配慮はちゃんとしていますけど、やれ抵抗がどうだとかコンデンサがどうだとかコイルがどうだとかって一切考えていないですもん。
考えていたのは電圧と電流。これが各汎用品を繋いだときにそれぞれの汎用品の規格内に収まっているか。そして、最終的に目的の電圧と電流を目的の配線から取り出せるか。それだけですもん。
んで、後はプログラムでしょ。
幸い筆者はどちらかというとハードウェアよりソフトウェア寄りな人だったので、SHARP MZ-2000時代にBASICのみならずアセンブラ(マシン語)まで一応は囓っていたし、古いけど情報処理第一種とデータベース技術者持ってるし、ネットワーク技術者は一度受けて午後が僅かに足らなくて落ちちゃったけどそこで業界からドロップアウトしたので、でもまあ、一人で自宅Webサーバーを組んで自前で簡素なCMS(コンテンツマネージメントシステム)設計して作って、IPv6/IPv4を一台のルーターで両対応出来るようにして僅か消費電力約2Wでこうして今でもWebサイトを一人で運営している(このページも自宅Webサーバーから発信されています。家が停電したら止まります。)わけですし、ここでこうしてDGC作って公開しているなんて自分の経歴の集大成みたいですよね。それにしても、若干苦手意識があったハード周りがいつの間にかかなり簡単に手を出せるようになっていて嬉しい限りです。
あ、ごめん、すぐ話が脱線しちゃうね。これじゃガイドラインにならんね。でも、筆者のレベルがそこはかとなく見えて来るでしょ?(底の浅さが見えてくるかもしれん……)
次にDGCを組み上げるのに必要となる機材を一通り挙げて行こうと思います。
・配線。電線ですね。特に拘りが無ければホームセンター等で良く見かける電子工作用の赤黒の線、あるいはそれと同程度の線であれば良いと思います。難しいのが中の導線も外の被膜もサイズがまちまちなのでコレという指定が出来ないことです。ただ、電力的にはかなり細い導線でも間に合うはずです。
にも関わらず電子工作用の割と太い線をオススメするのは強度の問題からです。
量販品のグッズの配線は極限までコストを削減している影響か断線しやすいモノが多いと筆者は感じているのですが、電子工作用の線だとかなり丈夫になってくれるので断線の心配がかなり軽減されます。そういう意味で拘りが無ければ電子工作用の線辺りをオススメしています。
中華通販等で安価な入手を試みる場合は20AWG〜24AWG辺りを目安に探してみると良いでしょう。一概に同じAWGだからと言って外形サイズが同じになるとは限らないので、製品ごとになるべく詳細まで確認してからの購入をオススメします。筆者は一時期本気で購入を検討していたのですが、よくよく家の在庫状況を確認したらひょっとしたら追加購入しないで人生終わるかもしれんという微妙な量があったので購入を見送っちゃっています。
既に上の写真で映ってますので画像を見たい方は少し上に戻って見てください。
・コネクタ。これはDGCと各グッズとを付け外し出来るようにするために必要です。筆者はACアダプタで良く見掛ける5.5mm×2.1mmのプラグとジャックを採用していますが、例えば3.5mmΦイヤホンジャック等を使用しても良いかと思います。ただし、イヤホンジャックみたいに挿し込んでいく過程で導通状態が変わって行く部品はショート等を考慮する必要がありますのでご注意ください。拘りが無ければACアダプタで良く見る2極のシンプルなプラグ・ジャックが無難です。

電力のプラスとマイナスだけというシンプルかつ強度もそこそこあり、意図せず引っ張ってしまってもここのプラグが先に外れてくれて断線予防にもなり得るので、特に拘りが無ければこの形式が無難です。
電線を半田付けするだけでなく、配線を固定する必要があるのでペンチ等あった方が良いです。

拘りがある方はこんな感じのUSBコネクタを電力の配線だけして使っても良いには良いのですが、こちらの方が色々と小さかったり細かったりするので強度の点で恐らく不利になるかと思います。
・ケース。DGCを裸で使用するのは流石に拙いのでケースに収めた方が良いかと思います。これは作例でもご紹介していますが、より良いケースをご存知の方はそちらを利用すると良いでしょう。
・マイクロコントローラ。DGCの頭脳です。筆者は述べ4種類のマイクロコントローラ基板で作例を公開していますが、現在では基本的に2種のSoCに絞っています。これは流通量と価格と機能とを勘案したときにだいたいこの2種に限定されてくると今のところ筆者は考えているからです。
全てにおいて堅実に行きたいならSeeed Studio XIAO nRF52840をオススメします。技適も付いているし、消費電力も低く、安定しています。ただし、お値段がちょっとお高め。2千円台になるかと思います。後ろに「sense」と付く製品もありますが、DGCには「sense」は不要です。
とにかく安く初めてみたいならESP32C3をオススメします。国内で真面目に購入するなら同じくSeeed Studio XIAO ESP32C3になるかと思います。1千円台で買えるんじゃないかな?
大っぴらにオススメするわけには行きませんが中華通販で安価な基板を探せばSeeedではないですがTENSTARとかがうーんどうだろ筆者は一番安いときで250円とかで買えたけど(元値でね)今は多分安くても400円くらいしているだろうか?大っぴらにオススメ出来ない理由は技適です。
なお、筆者はSeeed Studio XIAO ESP32C3は所持していないのですが、ESP32C3の実装が異なる基板に対して同じプログラムで動いていますので(配線に応じて配線番号を変える必要はある)多分Seeed Studio XIAO ESP32C3でも動くんじゃないかと思っていますが……?
ちなみに、nRF52840にも安価な中華基板があるにはありまして、それは若干異なる部分が多いので一応プログラムを分けて公開しています。基本は一緒なんですけどね。ただ、安いnRF52840基板は事実上nice! nanoという大流行したらしい基板のクローンみたいになっていて若干基板サイズが大きいんです。筆者が使用している小さなケースに収まらないという弱点があります。
なので、手堅く行くならSeeed Studio XIAO nRF52840。失敗等を考えて価格リスクを下げておきたい方はESP32C3から始めてみると良いでしょう。ESP32C3でも不安定ということはありませんし、若干消費電力が高いと言ってもそれで実害が出るようなことはまず無いのでご安心ください。(一時期筆者は安定性とか熱とか騒いでいましたがUSBケーブルの品質の問題だったというオチだったりしますので気にしないで大丈夫です。すみません。)
ちなみに、筆者は2025年9月にDAISOの5000mAhのモバイルバッテリーを購入したのですが、そのときに1回満充電してそれからオナニーで振動系グッズを使用するときにSeeed Studio XIAO nRF52840やESP32C3あるいは昇圧回路基板付きのコントローラーなどを取っ替え引っ替え使用していますが、2026年6月時点でまだ半分以上バッテリー容量が残っています。まだ再充電していません。まあ、特に冬場にオナニーの回数が減ったり、普段でもアナニーとオナニー交互みたいな運用なのでそもそも回数自体がそんなに多くないということもあるのですが、まあU.F.O. SAなんかですともっと消費電力が大きいとは思うのですが、振動系グッズをモバイルバッテリーでランダムコントロールしているとこんな程度の消費電力ですのでもう全然余裕っすよ余裕。
・モータードライバ。マイクロコントローラからの指示を受けて実際に電力を供給する基板が必要になります。マイクロコントローラだけですと十分な電流を供給出来ないのでマイクロコントローラから指示だけを出し、モータードライバがその指示に応じて潤沢な電流を供給します。筆者の作例では全てTB6612というチップを搭載した基板を使用しています。特に拘りが無ければ合わせていただくのが一番楽です。流通量も多いですし。また、異なるモータードライバを使用する場合は信号のやり取りの仕方が異なるとプログラムを組み直す必要があるため、うんやっぱりここはTB6612が無難です。会社が違っても基板は似たような感じになると思います。筆者は会社を気にせず毎回最安のを購入してきましたが、筆者が入手した基板は全てピン配列が同一でした。
こちらは技適とか関係無いので、中華通販に嫌悪が無いなら中華通販が安く入手出来ると思います。一番安いときで2枚で400円とかで入手出来たかな。
・必要があれば昇圧回路基板。DGCではUSBによる電力を使用するので基本的に5V程度までのグッズはそのまま制御可能です。しかし、5Vを超える電圧を使用するグッズをコントロールしたい場合は電圧不足になってしまいます。その場合は昇圧回路基板を追加する必要が生じます。通常はUSBの電力をマイクロコントローラとモータードライバに直接持って行きますが、昇圧回路を組み込む場合はモータードライバの動力用電源だけ昇圧回路で電圧を上げたあとの電力を繋ぐようにします。実際に作例を一つ公開していますのでその作例の配線を良く見ていただければ各自で応用出来ると思います。
モーター駆動用の電圧を上げるだけですのでプログラムも想定電圧を合わせて調整するだけで済みます。
昇圧回路基板は出力する電圧を可変に出来るモノが便利でしょう。
筆者はMT3608という型番の5〜28Vへ昇圧できる回路基板を使用していますが、ここは完全にハードの好みで違うモノを使用しても大丈夫な部分です。昇圧できる電圧と供給できる電流量に気を付けて選択してください。稀に電圧がOKでも電流不足(大電流に耐えられない)な基板があるかもしれません。グッズにもよりけりですがそもそもモータードライバTB6612が1Aまでしか許容していませんので1Aを超える電流が流れるグッズ(なんてそうそう無いと思いますけど)には使えません。ですので、TB6612に合わせて昇圧回路基板は1Aくらいは許容できる基板を選んでおくと無難です。
あ、モータードライバTB6612の方が許容最大電圧が13.5Vですので、昇圧回路基板でそれ以上にならないように調整してください。つまり5〜28Vなんて言っても実際は13.5Vを超えないようにしなきゃモータードライバの方が壊れちゃうよ、ということで。
んで出力電圧が今どうなっているか知るにはテスターが必要になるので、やっぱテスターも出来れば持っていた方が良いよねという扱いになります。

ちょっとチップの上に熱伝導シートを被せてしまっていたりして判別しにくいですけど、左2つがESP32-C3でチップは同じですが基板は別物でして配線が少々異なります。
モータードライバのTB6612はESP32-C3の裏に重ねています。
真ん中のデカいのが昇圧回路基板付きの作例です。
水色の四角い箱が乗っている基板が昇圧回路基板。その左の赤いのがモータードライバTB6612。その下がnice! nano互換の安価なnRF52840基板です。
一番右のが少々高価でも良ければ一番オススメとなるSeeed Studio XIAO nRF52840。やはりその裏にモータードライバTB6612を重ねています。
・場合によってはUSBコネクタがあると便利なケースもあるかもしれません。筆者は昇圧回路を追加したDGCを作成する際に1つUSB TypeCのコネクタを使用しました。
ただし、これは必須ではありません。電源供給にUSBコネクタを利用したというだけであって別に直接電源供給用のピンに配線しても良い話ですので、たまたま家にあったからそれを使ってみたというだけですので無くても問題ありません。
というか、プログラムを書き込みするときはこのUSBコネクタを外してPCと接続しなければならないので、よくよく考えれば電力供給の電線は直接基板に半田付けした方が良かったな……あるからって安易に使っちゃったけどメリット無いなあ、って例ですね。
電力供給にしか使わないのであればどのTypeのUSBコネクタであっても配線するのは電力の+と−の2本だけです。データ用の配線は使いません。
後はUSBコネクタを使って給電専用の短いUSBケーブルを作っていたり(写真にも映っていたり)しますけど、この辺はお好みでどうぞ。
例えば、モバイルバッテリーを電源としてコントローラーも含めて携帯したい場合は短いケーブルがあると便利だったりするので筆者は作っていますが、何かの製品の付属品で短いUSBケーブルを持っているという方も多いことでしょう。
あとは各自で選択したマイクロコントローラの種類に応じて筆者の過去記事を関係無いところは適度に読み飛ばしながらなぞっていただければ初心者の方でもなんとかDGCの作成に漕ぎ着けられるのではないでしょうか。
プログラムを書き込みするところなんかも若干鬼門ではありますが、その部分は現状今以上に簡単に出来るところが無く、仕方なく開発環境を整えてもらって各自でプログラムを直に書き込んでいただくようになっています。
実際のところ、例えば配線が筆者の作例とは異なるというだけでプログラムの改変が必要になってしまうので、どのみち開発環境を整備していただくのが最善という状況は当面変わらないと思います。
ただ、改変が必要になりそうな部分は極力分かりやすく切り出していますので、プログラムの知識が無くても改変できるような形にしています。
exeファイルをクリックするだけでインストール完了!とか出来ると良いんですけどね。マイクロコントローラ界隈がそもそもそういうレベルの人相手ではないのでそういう環境は育ってないんですよ。それっぽい仕組みが無いわけじゃないんですが筆者が見た限り全然簡潔にならないので採用していません。
上記した配線が違うだけでプログラムの一部を書き換える必要が生じるという問題もありますのでね。
あと、こちらで作成とかのサービスも致しません。どのみちグッズ側に改造が必要になることですし、それに対してコントローラー側の責任を筆者が背負うことは出来ませんので各自の裁量で自己責任で作成していただくという形にさせていただいております。
ただ、こうしてちょいちょいDGC作成をオススメしているのは、やはりこれがあると世界が全然違ってくるからなのです。
特にせっかく作ったDGCの性能を遺憾無く発揮出来るようになったDGCCtrlとの組み合わせはUfoCtrlでは不可能だった超速制御が出来るようになっていますので、はい。やっぱり全然違いますね。今は筆者はDGCCtrlの方しか使わなくなっていたりします。
前の記事で書いていますがUfoCtrlは最短でも200ms毎にしかモーターの回転状況を変更出来なかったのに対してDGCCtrlでは10msで変更出来ますのでとても滑らかにかつガンガン動作を変えられます。
U.F.O. SAだけでなく他のグッズでも使え、また、既存のグッズがランダム制御で大化けしたりもしますのでご興味がある方は是非足を踏み入れてみてください。
具体的な作業例およびプログラム等は筆者のFANBOXにて開発支援してくださっている方と共有しています。
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